[7.28 東アジア杯 日本2-1韓国 蚕室] アディショナルタイム5分のボードが出た直後だった。スコアは1-1。第1試合の結果からそのままでも優勝の可能性は高かったが、ピッチの選手たちは最後まで、勝って優勝することしか考えていなかった。 カウンターのチャンスでDF駒野友一(磐田)からパスを受け、試合終了間際とは思えない馬力を見せたのはFW原口元気(浦和)だ。怒濤のドリブルで韓国DFをかわし、シュート。GKが弾いたところにFW柿谷曜一朗が詰め、決勝ゴールが生まれた。 「センタリングか迷ったんですけど、打つことによって何かが起きるかと思ったので。そのまま入っちゃえば良かったんですが、カキくん(柿谷)がうまく詰めてくれたので良かったです」 試合終盤の“大仕事”は所属の浦和でも今季何度も見せてきたプレー。アタッカーとしての強烈なメンタリティー、そして、土壇場でのスタミナを国際舞台でも示し、「89