前回、ソニーの「NEX-5N」に明るい単焦点レンズ(50mmF1.8)をつけて猫を撮る話をしたけど、その続き。 新しいレンズを持って「谷根千」まで猫と戯れに行ってきたのだ。谷根千は「谷中・根津・千駄木」の頭文字を合わせた言葉で、つまりまあ、あのへん一帯をそう呼ぶらしい。 実は2010年末あたりに訪れて、この連載でも2回にわたって取り上げたのだが(第182、183回)、再訪である。 でもまあ、いそうでいないのが猫たるゆえんで、あれはなんだろねえ。猫がいないわけじゃなくて、いるけど姿が見えないのだ。お昼頃だったので、きっと目に付かないところでくつろいでたんでしょう。 と思ったら、真っ白な猫がしゅっと横切っていったのである。 そのまま民家に入っちゃったのだが諦めきれず。ポケットの猫おやつの袋をかさかさと鳴らすと、門の下の隙間から近づいてきてくれたのだ。 すかさずNEX-5Nの液晶モニターを開き、