山内:これほどさまざまな活動をされていますが、保育園で使っているiPadはなんと1台きりなんですよね? 杉本:そうなんです。その1台を、みんなでどう使うかにこだわっています。 ポイントは「1台のiPad」の共有 山内:それが驚きなんですが、この点が、iPad活用のものすごい“本質”を突いていると僕は思います。ポイントは「みんなでシェアする」ということですよね。 杉本:そうですね。1台をみんなで見る形でなければ、子どもたちのこれほど生き生きした表情は見られないと思います。 グループにiPadが1台ずつあると、先生は監視や指導をしてしまいます。1台なら、「子どもたちに伝えたいことを見せる」ことに集中できます。実は先日、iPadを新たに3台お借りする機会があって使ってみたんですけど、「やっぱり難しいな、1台がいいな」と思いました。