写真●一般社団法人日本野球機構から開発を請け負った伊藤忠テクノソリューションズの担当者。流通・EP第1本部の久須美仁氏氏(左)、佐々木洋二氏(右) 「正確かつスピーディに記録できるのは当然として、貯めたデータを様々な用途に柔軟に2次利用しやすくなる」。こう語るのは、システム開発を請け負った伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の流通・EP第1本部の佐々木洋二氏。CTCはグループ売上高が3919億円(2015年度)の大手システム構築(SI)会社。日本野球機構が実施したシステム開発案件に入札し、過去の実績などを評価され応札に成功した。 日本野球機構が初めてBISを導入した時期は、1988年まで遡る。それを機に紙だけの記録からデジタルでの記録に変更。以来、試合ごとに公式記録員がパソコンで試合経過をリアルタイムに記録してきた。1998年からは「間違いがない情報」を必要とするテレビ局や新聞社に配信し