菊池幸男さんという巨人軍を影で支え続けた男の生き様を描いた『』を出版した、ノンフィクションライター・長谷川晶一さんに訊いたインタビュー。 第二回目は、『不滅』の創作エピソードはもちろん、1954年から僅か3年という短い活動期間となった“幻のプロ野球チーム”高橋ユニオンズの歴史を紐解いた『』執筆秘話、そして、現在の取材活動まで話を伺った。 [] ――『不滅』に至っては、菊池さんの人生と、巨人という球団への興味とがあったということですか。 小さい頃から、僕はヤクルトファンなんです。でも、そうはいっても、巨人っていうチームは王さん、長嶋さんって凄いじゃないですか。その巨人を支えている菊池さんっていう人を見たときに「やっぱり巨人ってスゲーな」っていうのが多々あったので、それは書いてみたいって思いましたね。 一回書いたものを全部書き直しましたけど、最初に書いたのは、全部僕のミステイクだったんです。V