米国・ネブラスカ州の連邦地裁が12日、空飛ぶスパゲッティモンスター教(FSM教)は宗教ではないとの判断を示した(裁判所文書、 The Registerの記事、 Ars Technicaの記事)。 この裁判はネブラスカ州刑務所で受刑中のFSM教信者が、宗教的な要求を拒否されたとして刑務官全員を訴えていたもの。連邦地裁のJohn Gerrard判事は、FSM教がインテリジェントデザインを風刺するパロディ宗教であることを指摘。それ自体は科学的な主張であり、重要な議論も含まれるが、宗教として保護されるものではないと判断している。また、この受刑者はFSMの宗教儀式が重大な義務であるという主張を十分に示していないとして、訴訟を棄却している。