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2020年11月13日のブックマーク (3件)

  • ここにはなにもない。|そこをなんとか

    「今日のツアーはこの一道を数百メートル歩くだけです」と言ったらみなさんどう思いますか。「え? 田んぼと民家だけですよね?」と思うかもしれませんが、実はここには4つも5つもトピックがあり、なんなら2時間だって3時間だって話すことができます。では少し歩いてみましょうか。 いろんな石碑、石塔、石像が集められていますね。一番奥のものはかつてこの村で教育に尽力した方を称える碑なんですが、それを読もうとする人はまずいないでしょう。でもこう言ったらどうですか。この方はカールスモーキー石井さんの曽祖父、鈴木道治(みちはる)さんなんです。「地区ではドウジ先生と呼ばれていてですね」と私は話し始めます。 少し歩くと民家の庭先に大きな地蔵像。こちらは子育地蔵さまで、毎年8月23日には地区で集まって拝んでいるそうです。「で?」という感じでしょうが話は終わりません。この地区がある旧泉藩は150年前の廃仏毀釈により領

    ここにはなにもない。|そこをなんとか
    kj-54
    kj-54 2020/11/13
    江尻浩二郎“一見なんの変哲もない景色の中に押しつぶされそうな程の情報量を感じたとき、人はみな自ずと謙虚な気持ちになるのではないでしょうか”
  • 言語が減ることって問題ですか?への私の答え|下地理則(九州大学人文科学研究院 教授)

    このコラムは,『春秋』(2017年7月号,8/9月合併号)に連載した内容に,リンクをつけたり加筆修正したりして,さらにイントロを書き足したものです。 言語が減ることって問題ですか?私は言語学者である。琉球列島の言葉を専門にしている。 下地理則の研究室 冒頭の問いは,これまで何十回も,話者の人たちから,学生たちから,講演会での聴衆から,そして同業者たちから,投げかけられた問いである。同じような問いをされた言語学者も多いと思うし,自問している人もいるだろう。だから,この問題に対する私なりの回答を書き留めておくのは意味があることだと考えて,コラムにすることにした。 かなり前からのことではあるが,とりわけ21世紀に入って,言語学の世界では言語の消滅危機が大きな問題になっている。以下で述べるように,世界には7000近くの言語があるが,これが今世紀中に,50〜90%消滅する可能性がある。 さて,ここで

    言語が減ることって問題ですか?への私の答え|下地理則(九州大学人文科学研究院 教授)
  • 大きな枠組みに目を向けさせないようにする - 紙屋研究所

    なぜ「自分のできること」の範囲に限定するのか 娘(中1)が「環境新聞」というのを学校の宿題で作っていて、横から眺めていた。 温暖化について書いている。 「結論は自分ができることを書かないといけないんだ」と言って、ムダな電気を消すとかそういうことを書いていた。 その後授業参観で、クラスの壁に貼られた、クラスの生徒たちがそれぞれつくった「新聞」を見る機会があったが、温暖化だけでなく、ごみの減量とか、プラスチックごみの縮減とか、さまざまな環境問題についてまさに「自分ができること」で締めくくられていた。例外なく全て。徹底した指示・指導なのであろう。 なぜ「自分のできること」の範囲に限定するのだろうか。どうして「2030年に8%という低すぎる福岡市の再生可能エネルギー普及率の戦略を引き上げる」とか「プラスチック全般に拡大生産者責任を徹底する」とか、そういう「大きな話」を書いてはいけないのだろうか。*

    大きな枠組みに目を向けさせないようにする - 紙屋研究所
    kj-54
    kj-54 2020/11/13
    “大きな社会の枠組みを変えない限り、「自分ができること」は全くムダになってしまうことがある。…枠組みを変えることと結びつけて個人の行動を考えない限り、それはウソを教えているか…あきらめを…「教育」して