NBAに入って2シーズン目を終えた八村の成長は間近で見てきた。特にプレイオフでは、レギュラーシーズンとは違う戦いがあり、初出場の八村にとってはそこから学べることが多かったと言う。 その例として、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとのプレイオフ第1戦で、シクサーズのトバイアス・ハリスが、経験の浅い八村を狙うかのようにアグレッシブに攻めてきたときのことをあげた。 「プレイオフはマッチアップで有利なところを狙ってくる。トバイアスは最初からアグレッシブに、血を求めていた。それは塁にとって、とても大事な経験だったと思う。彼にとっては思うようにいかない経験だったかもしれないけれど、でも、そこから学ぶことができる。塁にとって、最初のパンチを自分から繰り出すことの価値を知ったことは大きかった」 そんな八村と『センパイ』『コウハイ』のような関係を築きシーズン通して大きな影響を与えたのがチームのリーダー、