発足3ヶ月足らずの野田政権だが、この間の動きを見ていると、日に日につよい危うさをおぼえるようになってきている。この政権は文字どおり戦後史上最悪、取り返しのつかない悪政を敷いて終わることになるのではないだろうか。APECで、野田首相は、TPP交渉参加を表明しただけでなく、沖縄普天間基地問題でも辺野古への移設に必要な環境影響評価書の年内提出をオバマ大統領に約束したそうである。沖縄県民の意思と希望を完全黙殺して。現政権に限らないが、近年の政治家には「沖縄県民の理解が得られるように努力する」という発言が多い。これは、「沖縄県民が自ら犠牲になることを承知するように努力する」という意味に他ならないだろう。さらにその先を読むと、「そうしてくれなければ、われわれ政権首脳の米国に対する立場が悪くなるんだから。」ということだろう。自国民を守ろうという気概もなければ、独立精神もまったく感じられない。 野田氏は消