■牛肉もパンも「疾病リスク」があるのに食べていい 健康にとって有害で寿命が縮むので、ごはん、パン、牛肉、豚肉をタバコ同様に国が法律で規制したら、読者の皆さんは怒らないのだろうか。 皆さんは、そんなことは起こらないから大丈夫とお考えだろうか。しかし、これは今後、現実的に起きうる話なのだ。 最近、非常に興味深い本を読んだ。UCLAで助教授をされている津川友介さんが書いた『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』という本で、信頼できる科学的な調査データから、体に良い食品と悪い食品をズバッと示している。私たちが毎日の食事で口にしている、あの食材もこの食材も健康へのリスクがあると知って非常に驚いた。 まず、日本人の主食である白米には、糖尿病のリスクと正の相関関係がある。つまり、糖尿病になる危険が増すということだ。さらには、牛肉・豚肉などの“赤い肉”、特にハム、ソーセージなど加工肉の摂取量が増え
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