さて今度はUNIXのシェルのコマンドラインで、ハイフン = 標準出力指定 として捉える習慣についてです。 これは、getopt(3) とは全然関係がなくて、個別にそのプログラムの側の独自実装として、明示的にハイフンだけのファイル名 = 標準出力 と置き換えて処理します。ですから、ホントこれ、「そのツールの実装でしょ」と言えばその通りです。また、UNIXコマンドは 標準入力から読んで、結果を標準出力に流す UNIX哲学に沿って書かれていることが多いのは当然なので、 特に「標準入出力を示すハイフン」が必要になるのは、「デフォルトではすでに別な用途で標準入出力が塞がっている事情がある」比較的珍しく、複雑なケースに限られることになります。ですから私が知る範囲では、 ● tar の f オプションのパラメータ 標準入力(tar xvf, tar tvfz とかの場合)、標準出力(tar cvf とか