将棋のNHK杯に出場している釜石市出身の棋士小山怜央四段(31)は、次戦の2回戦で十七世名人谷川浩司九段(62)と対局する。岩手県初の棋士と永世名人の対局で、将棋ファンの注目を集めている。 同杯は全棋士参加棋戦で、タイトル保持者らトップ棋士50人で争われる。小山四段は予選を勝ち抜いて出場資格を獲得。1回戦(4月放送)では大石直嗣(ただし)七段(34)を破った。直近の棋戦で勝率を上げ、勢いに乗っている。
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26日から3月3日まで長野県軽井沢町で開かれる、第17回全農日本ミックスダブルスカーリング選手権大会に松原理桜(りお)さん(盛岡一高1年)と永和(とわ)さん(岩手大付属中2年)きょうだいがチーム「松原」として出場する。2人は16日、盛岡市役所を訪れ、内舘茂市長らに抱負を語った。 昨年12月に青森市で開かれた東北大会で準優勝した2人。理桜さんは「お互いに助け合えるコミュニケーションが強み」と話し、内舘市長は「大人の中でも、きょうだいならではの強みを生かして頑張ってほしい」と激励した。 理桜さんは「全国大会では大学生以上の相手が多く、挑戦者として屈せずにプレーしたい」と決意。永和さんは「やっとつかんだ全国大会で、自分たちの100%の力を出し切りたい」と意気込んだ。
久慈東高と久慈工高の2025年度統合に向けた久慈地区新設高等学校統合検討会議は25日、第3回会合を開き、新校名案について岩手県教委から示された「久慈翔北(しょうほく)」を承認した。24年度に正式決定される見通し。新たな校訓は「協調・創造・進取」と決め、校章や校歌の作成作業に入る。 県教委の説明によると、検討会議から推薦されていた久慈翔北のほか「久慈工科総合」「久慈北耀(ほくよう)」「久慈魁星(かいせい)」の4案を県教育委員が協議。明るい未来に向かって飛翔し、沿岸北部の中心となって発展する期待を込めた新校名案を選んだ。今回の承認を受け、24年度の県議会9月定例会に関連条例案が提案される見通し。 検討会議は新たな校訓に合わせて三つの学校教育目標とスクール・ポリシーも承認。校舎名は久慈東高校舎を「門前」、久慈工高校舎を「野田」とした。 ◇ ◇ 記事全文は、12月26日付の岩手日報本紙を
経営が苦しい地方鉄道の存廃を議論する「再構築協議会」制度の運用が1日、始まる。1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)が千人未満の区間が優先される見通しで、岩手県関係ではJRの大船渡、釜石、北上、八戸、花輪、山田の6路線10区間が該当。JR盛岡支社は現時点で「すぐアクションを起こすことはない」とするが、長年の課題となる利用促進の必要性はいや応なく高まり、「地域の足」は岐路に立たされる。 本県関係の2022年度の輸送密度は、花輪線の荒屋新町-鹿角花輪間が55人と最も少なく、山田線上米内-宮古間が64人、北上線のほっとゆだ-横手間が90人と続く。6路線10区間はいずれも千人を下回り、収支も赤字だ。 JR東日本が利用者の少ない路線の収支を公表したことを受け、県は昨秋、沿線自治体の首長と路線維持に向けた連絡会議を結成。路線ごとに首長会議も順次立ち上がり、住民のマイレール意識向上や観光利用の検討を進
岩手県は10月2日、県有施設に愛称を付けるネーミングライツ(施設命名権)のスポンサー公募を始める。制度への理解とニーズの高まりを踏まえ、過去最多となる20施設を取りそろえる。 対象施設と1年当たりの契約希望額は▽県営武道館(盛岡市)200万円以上▽県営運動公園スポーツクライミング競技場(同)300万円以上▽県立博物館特別展示室(同)20万円以上▽陸中海岸青少年の家グラウンド(山田町)20万円以上-など。新規の施設が10件を占める。 募集は12月22日まで。要項は10月1日、県のホームページに掲載する。問い合わせは同課(019・629・5116)へ。 ◇ ◇ 記事全文は、9月30日付の岩手日報本紙をご覧ください。
開発が進む盛岡市の本宮・向中野地区で交通事故が多発していると、住民から不安の声が寄せられた。昨年同地区で最も事故が多かったのは、国道46号盛岡西バイパスと市道が交差する本宮交差点で、交通量の増加で渋滞も慢性化している。実はこの交差点、当初は立体交差にする計画だったが、財政難などで凍結状態になっている。事故が多いのになぜ「消えた立体交差」のままなのか-。取材を進めると、時代の流れについていけない公共事業の課題が見えてきた。 同交差点は13日、午後5時すぎから断続的に南北約500メートル渋滞。広い中央分離帯のため北側は車道が3車線しかなく、渋滞を引き起こしている。東側3車線(幅11メートル)と西側2車線(幅8メートル)の間に4車線の立体交差となるはずの中央分離帯(幅12メートル)が残っているため、歩行者の横断距離は計31メートルに達する。高齢者や子ども連れの女性らは右左折車に注意して足早に横断
半世紀にわたり地域に愛されてきたあの大盛り店が29日、経営者を代えて生まれ変わる。盛岡市高松の飲食店「キッチンあべ」は、経営が創業者の阿部六郎さん(76)=盛岡市=から元会社員中村順悦さん(45)=滝沢市=にバトンタッチされた。中村さんは「大カツカレー」など看板メニューを引き継ぎ、新たな「目玉」も考案する。 26日は阿部さんと妻順子さん(75)が内装工事を終えた同店で中村さんに自身のレシピの一部を伝授。夫婦は「壁は小まめに掃除した方がいい」「コメは厨房(ちゅうぼう)に置くと便利だ」と助言し、親心をのぞかせた。 同店は月、火曜日定休で午前11時~午後3時、午後5時~同8時。問い合わせは同店(019・661・8273)へ。
滝沢市の小山怜央(こやまれお)さん(24)は、東京都内で11、12日に開かれた第54回しんぶん赤旗全国将棋大会(赤旗名人戦)で初優勝した。小山さんの主要タイトル獲得は2015年アマ名人、16年アマ王将に続き三つ目。 各都道府県の代表と招待選手計56人が出場し、本県代表の小山さんは予選リーグを2勝で突破した。 28人による本戦トーナメントは、2回戦で予選でも対局した昨年のアマ名人天野啓吾さん(兵庫)、準決勝で昨年のアマ王将戦準優勝の井上輝彦さん(愛知)らを破って決勝に進んだ。 決勝は荒木隆さん(滋賀)に102手で勝利。後手小山さんの一手損角換わりから相早繰り銀となり、中盤からは相手ペースで進んでいた。小山さんは「相手は奨励会元三段の実力者。自信のない局面もあったが、最後は運よく逆転できた。これまでの最高成績はベスト16。優勝できたのは自分でも驚き」と喜んだ。
盛岡市の映画文化を陰から支えてきた小笠原正治(しょうじ)さん=同市緑が丘=が24日午後4時40分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため83歳で亡くなった。半世紀以上にわたり映画の絵看板を描き続けた功績が認められ、昨年文化庁長官表彰を受賞。温かなタッチで描かれた看板は、映画ファン以外にも多くの人の目を引いてきた。盛岡の映画文化の一翼を担ってきた唯一無二の存在の他界に、関係者からは惜別の声が聞かれた。 小笠原さんは1954年、旧盛岡日活劇場に就職し本格的に映画看板の世界に入った。専門知識はなく、全てを独学で身に付けた。同市中央通の盛岡ピカデリーの看板は、69年の開業から今年5月までずっと描き続けてきた。 【写真=丁寧なタッチで絵看板を描く小笠原正治さん=2016年12月、盛岡市緑が丘】
ボードゲーム「カロム」の腕を競う第6回C1カロムグランプリ全国大会(岩手大会事務局主催)は17日、盛岡市三本柳のふれあいランド岩手で開かれた。本県初開催。地方大会を勝ち抜いた小学生から70代の幅広い選手たちが競技を通じて交流を深めた。 カロムは木製のゲーム盤上で木製パックを指ではじき、四隅の穴に入れるビリヤードのようなゲーム。 ダブルスとシングルスを行い、本県や福島県、東京都、滋賀県など全国の延べ約200人が出場し、競った。 ダブルスで初優勝した滋賀県の会社員の女性(29)は「ぎりぎりの勝負だった。震災後に始まった大会がここまで続き、今回岩手大会に参加できうれしい」と話した。 【写真=真剣な表情でダブルスの試合に臨む出場者】
1872(明治5)年創業の餅販売丸竹本舗、丸竹茶屋(いずれも玉置(たまおき)利夫社長)=盛岡市上ノ橋町=は今月末、後継者難を理由に閉店する。黒蜜ときな粉をかけた「あべ川餅」などを創業当時に考案し、昔ながらの味が市民らに親しまれる一方、近年は餅離れが進み、今後の経営を見据えた苦渋の決断。惜しまれながら145年の歴史に幕を下ろす。 6代目の玉置社長(93)は昨年、心身の衰えを感じ今年に入り体力が低下。後継ぎがない中、玉置社長を含む従業員12人全員が60歳以上で、新商品開発などが厳しくなっていた。1997年ごろをピークに、ホテルから赤飯受注が落ち込んだ影響も大きかった。 最初に店を構えた同市内丸と初代の大平竹松の名前を取って「丸竹」とのれんを掲げ、毎日きねつきで作るのし餅や赤飯などが親しまれてきた。 玉置社長によると、現在の店舗は明治以前の建築で55年に移った。閉店後は店舗を取り壊して駐車場にす
滝沢市の県立大(遠藤達雄理事長、鈴木厚人学長)のロゴマークなどに使われている「岩手県立大」の英語略称「IPU」が商標権侵害の指摘を受け、同大が使用を取りやめる方針であることが20日、分かった。ロゴマークは名刺や封筒、案内板、大学旗などに使用し、広報誌や大学祭は「IPU」を用いた名称にしていた。来年度に開学20周年を迎え、同大を示す略称として浸透していたが、ロゴマークデザインの見直しなどの対応が求められている。 同大によると、「IPU」はIPU・環太平洋大(岡山県)などを運営する学校法人創志学園(法人本部・神戸市)が「教育、訓練、娯楽、スポーツおよび文化活動」に使用する商標として2001年に出願、03年3月7日に登録された。 今年4月、同法人から県立大に、「IPU」が同法人の登録商標であることを通知する文書が届いた。弁理士に相談し、文書は警告であり、使用が商標権侵害にあたることが判明。弁理士
盛岡市の盛岡駅東口の駅前広場ロータリーは昨年1月から一般車レーンの利用を「降車専用」にしたが、3台分確保した降車スペースで出迎えなどの長時間停車が後を絶たず、渋滞が慢性化している。市やJRなどは26日、現地でチラシを配るなどし「利用者に降車する人がいる場合のみの利用」と、それ以外は「周辺の駐車場や駅西口交通広場1階を使う」ことの徹底を呼び掛けた。 市、JR盛岡駅、盛岡西署などから約20人が参加。一般車用レーンから目につく場所やロータリー入り口でルールを記したチラシを配り、横断幕を掲げた。 ロータリーは岩手国体に合わせて市が改修工事を行い、昨年1月から、それまで混在していたタクシーと一般車の通路を分離。一般車レーンは降車専用としたが、利用客に浸透していない。 市は広報やホームページ(HP)で、出迎えなどの際は駅西口交通広場1階の利用が定着するよう誘導を図っており、市交通政策課の千田敏課長は「
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