新潟県柏崎市の海岸でダイバー養成訓練を受けていた市消防署西山分遣所の男性消防士(26)が10月に死亡した事故で、市議会総務常任委員会が8日、調査を始めた。市消防本部は消防士が休憩を含む24時間の勤務後に訓練に参加したことや、9月に健康上の問題で訓練を中止したことなどを報告した。 事故をめぐり、県警は業務上過失致死容疑で10月23日に消防本部の家宅捜索を行い、関係書類を押収している。このため、この日の委員からの質問に、捜査中を理由に消防側が「詳細はお答えできない」と答える場面が目立った。ただ、独自に調査を行うため、学識経験者ら第三者による「事故調査・再発防止検討委員会」を来週にも発足させる考えを示した。 消防本部が提出した資料によると、訓練は10月13日午前10時、番神海水浴場で指導者1人を含む4人で始まった。沖合の消波ブロックに向かって深さ1メートル前後を潜行。指導者ら2人が消波ブロックに