1月5日、三井住友フィナンシャルグループが8000億円超の公募増資を実施する方針であることが分かった。写真は2008年6月、三井住友銀行前で(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 5日 ロイター] 三井住友フィナンシャルグループ8316.Tが8000億円超の公募増資を実施する方針であることが5日、分かった。6日にも臨時取締役会を開き、新株発行を決議する。複数の関係筋が明らかにした。 国際的な自己資本規制強化の動きに対応するとともに、アジアでのM&A(合併・買収)や投資銀行業務の強化に充てる。大規模な希薄化を招くが、中期的にROE(自己資本利益率)を現在の8%程度から10%台に引き上げる計画を示し、市場の理解を得たい考えだ。 発行決議後、三井住友は具体的な準備に入り、1月中旬にも発行条件を決定。月内に払い込み完了を目指す。国内と海外の投資家に販売するグローバル・オファ