冥王星の月に「バルカン」?“カーク船長”呼び掛けで投票1位に NASAが撮影した冥王星(中央)と五つの月。名前のない月はP4、P5と呼ばれている Photo By AP 冥王星を回る月の一つが、米国の人気SFドラマ「スター・トレック」にちなんで「バルカン」と命名される可能性が出てきた。天文学者のチームが25日までネットで実施した人気投票の結果で、最終的にはチームの提案を受けて国際天文学連合が判断することになる。 バルカン星は、ドラマの登場人物で高い知性を持つ「ミスター・スポック」の生まれ故郷。2週間にわたったネット投票は、五つある冥王星の月のうち、まだ記号の名前しか付いていない二つが対象。約45万票のうち「バルカン」に約17万票が集中し、約10万票の「ケルベロス」を抑えてトップとなった。 バルカンはローマ神話に登場する火の神の名前でもある。ケルベロスはギリシャ神話の三つの頭を持つ地獄