【ベルリン篠田航一】独メディアによると、29日に行われるウィリアム英王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式に、ドイツから現在の英王室の起源となる独ハノーファー家の血を引くモリッツ・フォン・ヘッセン方伯らが出席する。英王室ウィンザー家はもともと、18世紀にドイツのハノーファー家ジョージを迎え入れて成立したが、第一次大戦中の1917年、敵国の名を嫌い、王宮の場所がある地名ウィンザーを家名にした経緯がある。このためドイツ国内では英王室について「もとはドイツ人」と親しみを感じている人も多く、独メディアも連日大きく報じている。 モリッツ・フォン・ヘッセン方伯のほか、「親戚」数人が招待される。独メディアによると、ドイツ国家元首のウルフ大統領は招待を受けていない。ウィリアム王子の父チャールズ皇太子が現在の王位継承者のため、王子の結婚は正式な国家行事扱いではないのが理由という。ただ豪州やニュージーランドなど