伊モンティ首相、辞任へ=政権運営困難と判断か 伊モンティ首相、辞任へ=政権運営困難と判断か 【ドーハ時事】イタリア大統領府は8日夜、声明を発表し、モンティ首相がナポリターノ大統領に辞意を伝えたと明らかにした。来年度予算、財政健全化に関する法案成立後、内閣総辞職する見込みだ。構造改革でイタリアは信頼を回復し、金融経済情勢が落ち着いていたが、首相辞任で政局が一気に流動化し、市場混乱の震源になる恐れが出てきた。 議会最大勢力の中道右派「自由国民」は、同党を率いるベルルスコーニ前首相が昨秋に辞任に追い込まれた後、モンティ政権を支えてきた。だがモンティ氏の緊縮財政策などに反発を強め、6日の議会では信任投票をボイコット。同党が過半数を握る上院では危うく否決されそうになる事態に陥った。 モンティ首相は8日、大統領と会談。発表声明によると、モンティ首相は自由国民のアルファノ幹事長が「モンティ政権の役割