モルシ政権と対立してきた世俗・リベラル派統一勢力「救国戦線」は4日、声明を出し、軍の行動がクーデターではないと主張した。 大統領を解任されたモルシ氏は3日、簡易投稿サイト「ツイッター」などで「これは完全にクーデターだ」と訴えたが、軍は否定している。 クーデターか否かを巡る議論の裏には、軍が毎年、米政府から13億ドル(約1300億円)の援助を得ている事情がある。 この額は予算の20%を占め、軍にとっては命綱だが、米連邦法は「正当な選挙で選ばれた政府が軍事クーデターで廃止された国には、直接的な財政援助を行わない」と定める。