レファレンス 2009. 9 3 主 要 記 事 の 要 旨 イギリスの二院制と上院改革の現状 政治議会課 大 曲 薫 ① 伝統的な二院制の類型論は、各国の二院制を貴族院型、連邦型、民主的第二次院型の 3 類型に分類してきた。この類型論は、二院制が成立した歴史的な背景や制度の概要を整理 するには便利であるが、現代の両院関係を機能的側面も含めて分析する類型論としては十 分ではない。アメリカの政治学者であるレイプハルトは、世界 36 か国の民主主義体制を 多数派型と合意型に類型化する際に、二院制を多数派型か合意型かを区別する 10 の指標 の中の一つとして取り上げた。そして、レイプハルトは、二院制の強弱を見るには、両院 の権限関係、民主的正当性、構成の異同という 3 点に着目することが必要であるとした。 ② 19 世紀前半まではほぼ対等であったイギリスの両院関係は、20 世紀になると
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