大手デパートの「三越伊勢丹ホールディングス」と「エイチ・ツー・オーリテイリング」のことし9月の中間決算は、外国人旅行者向けの販売が好調で、両社ともに営業利益が過去最高となり、今年度1年間の業績予想も上向きに修正しました。 これは、外国人旅行者向けの販売が好調だったほか、腕時計や美術品など高額商品の売り上げも伸びたことが主な要因です。 このため、両社は、来年3月まで1年間の業績予想について、売り上げと営業利益の見通しを上向きに修正しました。会見で「三越伊勢丹ホールディングス」の大西洋社長は「業績は伸びているが、国内のいわゆる中間層の消費は落ちこんでいると感じており、特に婦人服の販売減少を抑える対策をとりたい」と述べました。