「ビッグデータ」を武器に大胆に業態転換 TSUTAYAでDVDを借りたり、共通会員証カード「Tカード」を使って「Tポイント」をためているという人は、かなりの数にのぼるのではないでしょうか。 TSUTAYAは全国各地に約1400店舗を擁し、音楽・映像ソフトのレンタル事業では国内最大規模を誇り、書籍販売、図書館運営なども含めた幅広い情報流通事業を展開しています。Tカードの保有者はすでに5500万人を突破しています(2015年9月末時点)。 このTSUTAYAチェーンを運営しているのが、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。創業は1980年代前半です。 これまでの、いわゆる「レンタルビデオ屋」事業に変化の兆しが見えたのは、Tポイントを導入した2003年頃です。CCCは、店舗のポイントカードを利用しているお客様の購買行動の集積、いわゆるビッグデータを解析して、そこから読み取れる傾向に基づい