今回の衆院選で日本維新の会が躍進したのは、大阪府、大阪市で10年改革をやってきて、その成果が浸透し、生活の実感として評価をいただいたためだと思う。 一方で、国政で全国政党としてやっていくにはまだ難しさがある。維新の改革の実績を全国でもっと理解してもらう必要がある。 今回41議席となったことで、衆院での党単独の法案提出権(21人以上)を得た。国会議員の定数削減や歳費削減など、自民党がやろうとしない改革の課題について対案を出し、国会で政策論争をする。すぐには実現しなくとも、なぜ自民党では進まないのかという疑問を国民に持ってもらうことで、維新が強くなったほうが改革が進むと思ってもらう。そうなれば自民党も緊張感が出る。 切磋琢磨(せっさたくま)しながら、改革を進める構図に持っていくことが、これから維新がやるべきことだと考えている。 苦しかった東京での選挙戦 しかし、やはり東京では、大阪での維新の実