感染したシステムのファイルを暗号化し、復号のために身代金を要求するランサムウェアは企業活動に損害を与える恐れがある。多くの企業は、中核のネットワークとシステムへのアクセスが奪われた場合、長期的に見て損害が大きくなる可能性のある事業の中断よりも、身代金を払うことを選ぶかもしれない。 コンシューマーも、個人レベルではあるが同じ問題に直面している。身代金を払うことはこの手のサイバー犯罪に資金を与えるようなものだとセキュリティ専門家は警告するが、ユーザーは自身のファイルや写真、メディアへのアクセスができなくなれば、大きな被害を受ける場合もある。 身代金が数百ドル程度であれば、被害者は支払う傾向が強いかもしれない。だがSamSamは平均的な人々が用意できる額をはるかに上回る要求をするようになっているという。 SamSamは通常、パッチが当てられていない、既知のサーバの脆弱性を狙いインストールされる。