ヤンマーホールディングスが、マスコットキャラクター「ヤン坊マー坊」を刷新しようと発表したデザイン案が波紋を呼んでいる。長く親しまれてきた黒髪の丸い頭の図柄を一新、赤と青が基調の現代的なアニメーション風の絵柄が特徴で、ネット上では「昔のままが一番」「受け入れられない」との声もあがる。企業のキャラクターの変更は新しいファンを獲得する可能性もあるが、反発を受けるリスクもはらむ。専門家は「合意プロセスが重要」と指摘する。 「昔のままが一番」ヤン坊マー坊は昭和34年、テレビ番組「ヤン坊マー坊天気予報」のキャラクターとして登場した。時代ごとにマイナーチェンジを繰り返し、坊ちゃん刈りでずんぐりした姿になったのは2代目。今も多くの人がイメージするデザインが固まったのは63年の4代目からで、目の表現に白目が加わった。