昨年、世界30カ国で実施した「子供の幸福度調査」では、韓国が最下位となりました。その主な要因には、過酷な受験戦争による強いストレスを挙げています。 韓国は極端な学歴社会で、大学に進学しなければ就職は厳しく、難関大学を卒業した場合には高給が望める財閥への就職の可能性が高まるため、韓国の子どもは大学受験が終わるまで厳しい試練にさらされ続けているのです。 特別に教育熱心な家庭でなくても、幼少期から受験戦争に身を置き、朝から深夜まで勉強漬けの日々を送ります。一般的な高校生の一日は、朝1~2時間自宅で学習し、昼と夜の分として弁当を2つ持って7時半前後に登校します。8~16時くらいまで授業があり、その後は希望者のための追加授業が20時頃まであります。部活動などは基本的にないため、ほとんどの生徒はこの追加授業を受けます。その後は自習時間で、学校に残って勉強することもでき、塾に通う人もいます。それぞれ自宅