サンフランシスコにほど近い「ローレンス・リバモア国立研究所」。 ここには米政府が総額30億ドル投じたレーザー核融合施設「National Ignition Facility(NIF)」があります。水素原子を融合させ、小さな星、引いては理論上は無限のパワー源にさえ近づける…そんなちょっとキワどいものを目指している知る人ぞ知る国家プロジェクトです。 その謎多きNIFにPBS取材班が潜入し、このほど内部の撮影を決行しました。これがもう「すごい」のなんの。本当に素晴らしいプロセスなんです~、はい~。 ややヘドロモドロ気味ですが、ギャラリーの後に簡単に解説を試みてみましょう。 すべては1筋のレーザーから始まります。 レーザーを48筋のビームに分断し、その上で鏡でビームの進路を曲げ増幅機に向かうようにします(この増幅機には前もって合計7680ものキセノンのフラッシュランプを浴びせかけておきやす)。 で