【ファッション・ナビ】10春夏パリ・ミラノ メンズコレクション黒を捨てよ、遊びに出よう (1/2ページ) 2009.8.9 13:00 膝(ひざ)小僧出しのやんちゃガイ。2010年春夏パリ、ミラノ・メンズコレクション(6月)ではショートパンツが主役となり、腕白(わんぱく)気分を大人の男にそそのかした。スーツのパンツも、折り返した裾(すそ)からの足首見せで、スポーツエレガンスを薫らせる。景気回復への期待感が強まる中、パリ、ミラノが先取りしてみせたのは「装いのポジティブシンキング」だ。(ファッションジャーナリスト・宮田理江) 「ルイ・ヴィトン」は膝出しパンツの連打で今季の合言葉「ライトネス(軽さ)」をうたい上げた。ショーパンは露出しすぎない膝上丈でロールアップ。ジャケットとそろいの「スーツ風ショーパン」もお目見えした。ニューヨークのタクシーから着想したという鮮やかな黄色や、高発色のオレンジが
「パンツ」が、この秋のレディースファッションのトレンドアイテムになりそうだ。「パンツの秋」に選ぶべき「正解パンツ」を探してみよう。 なかなかブームに育ちにくかった「パンツ」が、この秋のレディースファッションのトレンドアイテムになりそうだ。「パンツの秋」に選ぶべき「正解パンツ」を探してみよう。 そもそも、パンツはワンピースやスカートに比べ、足を隠せるが、足の形や長さ、ヒップのシルエットなどがスカートに比べ、かなり目立つ。だから、女性でパンツをはく人は、ある程度、スタイルに自信がなければ難しいとされてきた。ほとんどパンツをはかないという人も結構、いる。 ところが、今シーズンは、思い切ってパンツスタイルにチャレンジしたくなるほど多くのデザインが登場していて実に頼もしい。今まで抵抗のあった人でも、これだけの種類が揃えば、取り入れてみたくなるのではないだろうか。 人気の80年代スタイルや、70年代グ
2010年春夏パリ・メンズ 軽さ着こなす 個性的に2009年8月3日12時20分 写真左:ディオールオム/写真右:ランバン 写真左:イッセイミヤケ/写真右:ドリス・ヴァン・ノッテン 写真左:ルイ・ヴィトン/写真右:ジュンヤ・ワタナベ 写真左:ジバンシィ/写真右:イヴ・サンローラン カジュアル化、脱スーツの流れが強まる中、先月開かれた2010年春夏のパリ・メンズコレクションでは、引き続き“軽さ”の表現に意を尽くした服が多かった。そこでスーツなど紳士服のコードを再構築するのか、そこから飛び出すのか。デザイナーたちの模索を感じた。 ランバンが見せたのは袖がないスーツ。表地は綿や毛との混紡で、肩から背中は伸縮性のある素材。ボタンはなく片方だけ折ったラペルは首の後ろに折り返しがない。スーツの様々な要素をそぎ落としてなおスーツに見えるうまさが光る。デザイナーのルカ・オッセンドライバーは「現代の男たちの
色が落ちたジージャンにFENDIのTシャツ、ブラックのパンツ。ブラックで統一したカラーリングは夏にはまれな存在だ。インナーのTシャツをインしているのが今年らしい(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます) ヘアアクセサリーに大きなリボンを使用するのは子どもっぽい、というのは過去の話。ストリートでは、ストールやチーフを結んで作った“デカリボン”を頭に載せた女の子が急増している。 夏はバッサリとショートカットにしてみたり、おでこを出して涼しげな表情にしたりなど、髪形を夏らしくすることで季節感を出すのが定番。しかし、長い間続いたミニマル路線に飽きが見られ、帽子ほど髪を隠さないまでも「何かアクセントが欲しい」という人が増えてきた。それが、デカリボン人気につながっているのだろう。 リボン自体は珍しいものではないが、自分で選んだストールやチーフで結んで作るというのが「デカリボン」の特徴。生地を選
2009-10秋冬コレクションでは80'sスタイルが数々発表されたがその中でもビッグショルダーが目立った。 「ゆるリラ」スタイルから一変、この秋のトレンドの大本命は、80年代調スタイルだ。2009年春夏コレクションでも多くのブランドがボディコンルックやギラギラ・グリッター素材を中心に80年代スタイルを送り出している。そして、早くもエイティーズを彷彿させるスタイルが街にお目見えしている。 そもそも80年代ファッションとはどんなものか?80年代後半に、「バブル真っ盛り」でパワー満載というのが一言でいえる。バブル期の始まりから終わりにかけて盛り上がった、華やか、きらびやかで、「リッチ」だった時代を象徴するようなファッションだ。 最大の特徴は、肩パッド入りの張り出した肩フォルム。お次が、体型を商品化したような「ボディコン」(ボディコンシャス)ルックも代表選手だ。そのほかに、大きめシルエットのソフ
2010年春夏ミラノメンズ 時代に鍛えられ際立つ創意2009年7月22日12時6分 グッチ ジル・サンダー プラダ ドルチェ&ガッバーナ モンクレール・ガムブルー エトロ ボッテガ・ヴェネタ 2010年春夏のミラノ・メンズコレクションが先月下旬開かれた。白を基調に、またはモノトーン中心に、あるいは鮮やかな色使いで、約40ブランドが新作を発表。景気好転の兆しはなく、大きなトレンドも見えないが、厳しい環境は作り手を鍛える。ショーのためだけの服は少なくなり、創意の輪郭がはっきりした服が強く訴える力を持つ。(菅野俊秀 写真・大原広和) グッチは夏の日差しに映えるシャープな服を見せた。ブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーの青空に突き刺さるような白い建築に影響を受けたコレクションは、冒頭5人のモデルが連続でネクタイを締めた白いスーツ。綿のジャカードやピケの、光を放ちそうな真っ白なたたずまいが、キリム
昔の服をはやりのデザインに変える「お直し」が、幅広い年齢の女性に人気を呼んでいる。「新しい服を買わずに済むので節約になる」「捨てないことで環境に貢献できる」というのが、お直しにハマる理由だ。自分でリメイクするという若い女性も増え、大阪と東京にある「お直しの学校」が関心を集めている。 低価格の新品を「リメイク」する20代 お直しには大きく分けて3つある。裾上げやサイズ変更をする「リフォーム」、虫食い穴や傷を修理する「リペア」、はやりの形にデザインを変える「リメイク」だ。 東京都世田谷区に2店舗構える「洋服おなおし専門店 直し家」では、持ち込み数が1年前に比べて2割増えている。なかでもデザイン変更の依頼が多い。 服部貴浩社長は、 「バブル期に買ったブランドの服や思い入れのある服を持ち込む中高年のお客さまが目立ちます。当時はやっていた肩パット入りの大きな肩や、ビッグシルエットを、細身に直すという
「ステテコ」と聞いて、ダサい、おやじくさいなんて思うのは、もはや古いかも!? いまやステテコはかなりオシャレなリラックスアイテムに変わりつつある。近ごろは、これまでステテコを着用したことのなかった若年層や女性の利用者も増えているというのだ。 そんなステテコ文化再燃のきっかけを作ったのが世界初のステテコ研究所、「steteco.com」。インナー・リラクシングウェアメーカー、株式会社アズによってウェブ上に設立されたステテコの研究所である。サイト上では様々なオリジナルステテコを発売しているが、どれもさりげないセンスが光り、かつてのステテコのイメージを良い意味で覆してくれる。 研究所の設立は2008年1月。同研究所の武村さんに設立のきっかけを聞いてみると、 「クレープ生地によるステテコの着心地の良さにまず感動を覚えたこと。そして、そのステテコの現状のポジショニング(ダサい、おやじくさいなど)にス
まるで彼氏の穿き古しを穿いているかのように、ダラッとした雰囲気で ややオーバーサイズ気味に穿きこなすボーイフレンドデニムが、海外のファッショニスタやハリウッドを中心に流行し、いまや日本でも定着した感がありますが、この波がシャツにもやってくるかもしれません。 その理由は、ニューヨークのソーホーにショップを構え、カスタムメイドのメンズシャツを手掛ける老舗「Sew」が、ボーイフレンドシャツ(THE BOYFRIEND SHIRT)という女性のためのラインをスタートさせたからのようで、もうすでにハリウッド女優のジェシカ・ビール(Jessica Claire Biel)やリース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)、人気ファッションブロガーたちが、このシャツブランドを注目し始め、気に入っているみたいなんです。 こちらのシャツ、素材にはロロ・ピアーナ(Loro Piana)の高級コッ
カラフルな商品が並ぶゴルフウエア専門店。街でも着られると女性に人気だ=東京・銀座のケイタマルヤマ・オン・グリーンで、秋本裕子撮影 スポーツ用品の中でも、衣料品業界が成長市場として特に期待しているのがゴルフウエア。これまで「中年男性の普段着」のイメージが強かったが、全英オープン出場の石川遼選手ら若手プロゴルファーの活躍で若年層のプレー人口が増え、「若者のファッション」として位置付けられるようになった。 今年4月、東京・銀座にオープンした「ケイタマルヤマ・オン・グリーン」の店内は、花柄やフリルの華やかなウエアが並ぶ。人気デザイナー丸山敬太さんの女性向けブランドを伊藤忠商事とアパレルメーカーが共同で発売した。販売責任者の坂口良子さんは「ウエアが気に入ったからゴルフを始めるという女性も多く、売れ行きは好調」と言う。伊藤忠は秋冬物からスウェーデンの有名ブランド「J・リンドバーグ」の男女ウエアも展開す
股上の深いパンツとトップスが融合したオールインワン。ブラックで統一しているためすっきりとしており、サルエルなどが苦手な人にもおすすめだ(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます) ここ数年スキニーブームが続き、全体的にパンツが細くなる傾向にあった。だが今年初めから徐々に浸透してきた“ゆるカジ”が本格的なブームとなり、スキニーとは対照的な「ズアーブパンツ」や「サルエルパンツ」などの“股上深パンツ”が人気となっている。 ズアーブパンツという言葉を初めて聞いた人も多いと思う。特徴として、ウエストから裾まで全体にギャザーがたっぷりと入り、膝下、または足首の裾部分が絞られたパンツのこと。フランス軍の兵隊が着用した制服が由来となっている。 もう一つのサルエルパンツも形はズアーブパンツと似ているが、股下が深く、股下から裾にかけて細く絞られたシルエットが特徴。実はサルエルパンツの流行は初めてではなく
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