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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (194)

  • アフメド・ワリ・カルザイ氏殺害を巡って: 極東ブログ

    アフガニスタン情勢はどうなっているのか。カルザイ大統領の"弟"・アフメド・ワリ・カルザイ(Ahmed Wali Karzai)氏が12日南部カンダハルの自宅で護衛に射殺された。17日夜には、首都カブールでカルザイ大統領の相談役だったジャン・モハマド・カーン(Jan Mohammad Khan)氏とウルズガン州議員および警官の3人が殺害された。両方の事件ともタリバンが犯行声明を出している(参照)。 2014年に向けて米軍のアフガニスタン撤退及び、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際部隊からアフガニスタン側への治安維持の権限移譲(参照)が始まるなかでの出来事として、今後のアフガニスタン情勢に暗雲が垂れ込めるといったふうに理解されてもしかたがない。 そうなんだろうか。 疑問というか奇妙な印象が私にはあった。語るとなると胡散臭い話になるし、陰謀論の類になりかねない。それでも最近のオバマ政権の動向

  • 空想未来小説「サンフラワーサンクチュアリー」: 極東ブログ

    「首相、お会いになりますか。30分ほどならお時間はありますが」 秘書に問われて、直子は少し奇妙な感じがした。伸男なら昨日までバンクーバーにいたはずだ。手元のスカーレットフォンでグローバルフェイスを起動し、伸男のアイコンをタップすると、「やあ、姉さん、フクシマで会いましょう」というメッセージが出て来た。つまり人らしい。セキュリティチェックに手間取るのではないかと秘書に問うと、もう済んでいるとのことだ。気を回してくれたのだろう。 「姉さん、元気? 首相の仕事って大変そうだね」ドアを開けるなり明るい口調で語る伸男も35を過ぎた。結婚する気はなさそうだ。それをいうなら自分もだがと直子は苦笑する。 「お祖父さまほど、大変ではないわよ」 「だろうね。僕もお祖父さまの墓参りに来たんだよ」 「昨年の33回忌には来なかったのに」 「サンフラワーサンクチュアリーの、あんな盛大な雰囲気には耐えられないよ。みん

    mako_to
    mako_to 2011/07/18
  • 福島原発が世界に残すかもしれないひどい遺産: 極東ブログ

    菅首相が昨日、脱原発の方針を目指すとして記者会見を行った。私はリアルタイムに聴いてなくてツイッターで話を知った。それによると「原子力は安全性確保だけでは律するのことできない技術だ」と述べたらしい。呆れた。当にそう発言したのだろうか。NHKの7時のニュースでその記者会見が小ネタ扱いで報道されたので聴いた。たしかにそう発言していた。東京工業大学も情けない卒業生を出したものだな。 最初に自分の立場を明確にしておくと、私は反原発でも原発推進でもない。現状の原発がこのまま推進できないことは明白であり、特に安全性対策と廃棄物処理について大きな変革が必要であるのは論を俟たない。また日の原発をなくすとしても中長期的な問題であり、当面は安全性対策が重視される。であれば、反原発でも原発推進でも中期的な展望に異なる点はない。つまり、現下の問題ではない。菅政権は復興という現下の問題に取り組むべきであって、脱原

  • パキスタン問題の焦点は3軍統合情報局(ISI): 極東ブログ

    パキスタン情勢について日側の報道にどうも奇妙な歪みがあるようなので言及しておきたい。奇妙さを感じたのは、米国によるパキスタン軍支援が一部凍結されたことについて、3軍統合情報局(ISI)への言及がなく、またその報道になにか日側での合意でもあるかのような印象を受けるからだ。 比較的プレーンなNHK報道から見てみよう、11日付け「米 パキスタン軍支援一部凍結」(参照)より。 対テロ作戦を進めるうえでアメリカにとってパキスタンとの関係修復が懸案となるなか、アメリカ政府は、パキスタン軍の対応に不満があるとして、パキスタン軍への支援を一部凍結することになりました。 これは、ホワイトハウスのデイリー首席補佐官がアメリカABCテレビの番組の中で明らかにしたものです。この中でデイリー補佐官は「パキスタンは対テロ作戦を進めるうえで重要な国だが、パキスタン軍への支援を思いとどまる事態が生じた」として、パキス

  • なぜ江沢民は死んでいないのか: 極東ブログ

    この数日、江沢民前国家主席死亡の噂が飛び交った。私は死んでいないと思っている。その理由と事態の質について、現在の記録として簡単に印象を記しておきたい。 大手紙の部類に入れてよいと思うが産経新聞は7日、江氏死亡のニュースを流し、あまつさえ号外も出した。「江沢民前国家主席が死去 今後の日中関係にも影響か」(参照)である。結果としていくつかの点で興味深いニュースなので引用しておきたい。 中国の江沢民前国家主席が6日夕、北京で死去したことが7日分かった。日中関係筋が明らかにした。84歳だった。遺体は北京市内の人民解放軍総医院(301病院)に安置されていると見られる。関係者は「脳死」と話している。 江氏は1989年から2002年まで中国の最高指導者である共産党総書記を務め、改革開放路線を推進して高度経済成長を実現する一方、貧富の格差拡大を生み出した。次期最高指導者と目される習近平国家副主席の有力な

  • [書評]「正法眼蔵随聞記」: 極東ブログ

    「正法眼蔵随聞記」は不思議な書物である。これに魅せられた人は生涯の書物とするだろうし、私も40歳を過ぎて絶望の淵にあるとき、ただ読みうるといえば、このだけでもあった。このから生きることを学びなおした。 「正法眼蔵随聞記」は鎌倉時代の僧・懐奘が師・道元の教えを記した書とされている。懐奘にこれを公開する意図があったかはわからない。現在の「正法眼蔵随聞記」という書名があったわけでもない。それでも「正法眼蔵随聞記」という書名は、道元の主著「正法眼蔵」を連想させ、その正法に「随い聞く」という主旨が反映されている。 懐奘が30代半ば、新しく得た、そして真実の師である道元の教えを書き出したのは、その学び始めのころ、文暦元年(1234年)ごろとされている。北条泰時執権の時代である。書き記した文は、懐奘の死後、その弟子によって書写されていたが、広く世間に知られるようになったのは、現在の岩波文庫が採って

  • 2月25に中国艦艇がフィリピン漁船を威嚇射撃した事件をNHKは6月29日にわかりましたとさ: 極東ブログ

    判じ物という趣向ではないが、中国の海軍の火遊びについて少し考えてみたい。話が入り組んだ形になるのは、報道のされかたに、まず奇妙とも思える点があるからだ。6月29日16時56分のNHK中国艦艇が比漁船を威嚇射撃」(参照)は表題からもわかるように、中国艦艇がフィリピン漁船を威嚇射撃した事件の報道だが、事件はいつかというと2月であったというのだ。なぜかくも報道が遅れたのだろうか。 東南アジア諸国と中国が領有権を巡って対立を深めている南シナ海で、ことし2月、フィリピンの漁船が中国海軍の艦艇から立ち去るよう警告されたあと、威嚇射撃を受けていたことがNHKの取材で分かりました。 話を真に受けると、NHKが取材を重ね、6月も末になり、ようやく2月の事件がわかったので報道したということになる。詳細も読んでみよう。 フィリピン政府や軍の高官によりますと、ことし2月25日午後、フィリピンの漁船、マリクリス1

  • 石油備蓄放出ということだが、これはちょっとひどい話: 極東ブログ

    国際エネルギー機関(IEA)は、23日、日米を含め28か国の加盟国に義務づけている原油や石油商品の備蓄を協調して放出することにした。放出総量は6000万バレルで加盟国は1か月間放出を続けることになる。米国政府は3000万バレルの原油放出を決め、日政府もガソリンなど石油製品790万バレルの放出を発表した。今回のIEAの決定について、表向きの理由は付くが、不可解とも言えないこともないし、この件にはちょっとひどいなあとも思うので簡単にメモしておきたい。 表向きの理由は、さすが読売新聞というべきか、24日の社説「石油備蓄放出 原油高をけん制する協調策」(参照)で早々に説いていた。 ニューヨーク原油市場の指標価格は、今春以降、1バレル=100ドル超に高騰していたが、消費国の備蓄放出が決まると、一時、90ドルを割り込んだ。 IEAの決定でさっそく、原油価格が押し下げられた形だ。原油市場に流入していた

  • オバマ大統領によるリビア米軍介入を米国下院が否定: 極東ブログ

    北大西洋条約機構(NATO)が主導するという建前のリビアへの軍事介入に対して、限定的関与とオバマ大統領が称する米軍の軍事行動を認めるべきか。この問題が米国議会で問われた。表現がまどろっこしくなるのは、真相をオバマ流の修辞で糊塗するからである。ざっくり言えば、NATOを米軍が率いている戦争をオバマ大統領が独断で実行している状態に米国民が疑念を持っているということだ。 それはそうだろう。どう見ても、オバマ大統領は、国会を無視して戦争をやらかしているという点でブッシュ前大統領のイラク戦争よりひどい軍事暴走である。リビアの軍事介入が人道的であるというなら、政府による虐殺の続くシリアを傍観しているダブスタはどうなのだろうか。 なるほど諸議論はあり、オバマ大統領は巧妙に議論を紛糾させているが、大筋から見るなら、米国の政治制度では、宣戦布告の権利を有するのは連邦議会でる。有事には大統領の決断が優先される

  • ハクティビスト(hacktivist)、「正義」を問うハッカー: 極東ブログ

    ハッカーというと愉快犯的な動機が連想されがちだが、独善的な「正義」を動機とするタイプのハッカーとして「ハクティビスト」が注目されている。7700万人の顧客情報が流出したとされる、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のハッキング事件も欧米では「ハクティビスト」として話題になっていた。 ハッカー(hacker)+活動家(activist)=ハクティビスト(hacktivist) 「ハクティビスト(hacktivist)」は、「ハッカー(hacker)」と「政治的な活動家(activist)」を合わせた新語。政治的な目的意識をもってハッキング活動を行う人やグループを指している。英辞郎には「政治ハッカー」という訳語もあった。 類似の用語「サイバーテロリスト(cyberterrorist)」は破壊という活動に焦点があるが、「ハクティビスト」は意図が注目される。米国外交公電の暴露で注目を

  • [書評]震災恐慌!~経済無策で恐慌がくる!(田中秀臣・上念司): 極東ブログ

    書名を見て煽りすぎではないかという印象をもつ人もいるだろう。「震災恐慌!~経済無策で恐慌がくる!(田中秀臣・上念司)(参照)の表紙と帯は、おどろおどろしい。しかし悲しむべきことに、書の書名どおり震災恐慌は来るだろうと私は思う。書は、来るべき震災恐慌に向き合い、腰を落ち着けて考えるのに最良の書籍となっている。 書名から受ける緊急出版的な印象に反し、書は学術的な議論が展開されていて説得力がある。東北大震災一か月後が過ぎた時点の速成の書籍のようにも見えるが、対談者の一人、田中秀臣氏には、関東大震災後経済を熟知している経済史学者ならではの知識の裏打ちがあり、そのことで書は長い射程を得ている。 その意味で、学術書という堅苦しさはないものの読み進めながら大学の講義を受けているようにも感じられ、来ならもっと幅広く、例えばであるが、池上彰氏の書籍読者にも届けばよいと願う。実際に対談者のお二人の実

  • フィナンシャルタイムズが見た日本政治の手詰まり: 極東ブログ

    フィナンシャルタイムズ社説に昨今の日の政局の話題、「The indecision of Naoto Kan」(参照)が載っていた。同意するところ多しということで、これ、翻訳が出ないならブログのネタにでもするかなと思ったら、日経新聞に翻訳が出ていた。「収束見えぬ民主の内紛 改革の機 台無しに(FT) 」(参照)である。まあ、読めばわかることなんだが、意訳のような感じがするので、ちょっと原文との対比をしておこう。日経の訳抜け部分は太字にした(意図して抜けたとも思われないけど)。 ※ ※ ※ When Naoto Kan came to power as Japan’s prime minister, he promised strong and decisive leadership. Recent events show how far short of that ideal he has

    mako_to
    mako_to 2011/06/04
    日本国民はねじれ国会を選択しちゃってたからなぁ
  • 残念ながら簡単に言うとアラブの春は失敗: 極東ブログ

    5月26日と27日の2日間、フランス・ドービルで開催された主要国首脳会議(G8)の話題として、日ではしかたがないとも言えるが、福島第一原発の対応が注目された。が、その他の話題もあった。欧州経済危機や、最近はすっかり忘れ去れたかのような地球温暖化、またインターネットのあり方なども議論された。そうしたなかで最後の締めともなった大きな話題が「アラブの春」、つまりアラブ諸国の民主化だった。いや、「中東に民主化が望まれる」とかいうたるい話ではない、ようするに、エジプトとチュニジアへの資金援助の話だった。なぜ資金援助が必要になったのか。この件について適切な解説報道を日では見かけなかったように思えた。なぜ資金援助? 残念ながら、簡単に言うと、アラブの春は失敗したからである。 簡単に事実確認から。WSJ「G8、「アラブの春」支援に200億ドル―総額400億ドルの援助」(参照)より。 ノルマンジー地方の

  • ムラディッチ被告逮捕で問われる「ジャスティス」: 極東ブログ

    26日、セルビアのタディチ大統領は、ラトコ・ムラディッチ(Ratko Mladic)被告(69)が拘束・逮捕されたとして、首都ベオグラードで緊急記者会見を開いた(参照)。ムラディッチ被告は、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(1992-95)のセルビア人武装勢力の司令官で、その間のサラエボ包囲と1995年のスレブレニツァでのイスラム教徒8000人虐殺を指揮したとして国際法廷に起訴されていた。 ムラディッチ被告はオランダ・ハーグの旧ユーゴ国際戦犯法廷(ICTY: International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia)で、同セルビアのカラジッチ元大統領とともに裁かれる。5年前、同法廷公判中に死亡したユーゴスラビアのミロシェビッチ元大統領を含め、ようやくお尋ね者の3人が揃ったことになる。 英米圏では、この事態を「ジャスティス(Justice

  • 福島第一原発、海水注入を巡るドタバタ: 極東ブログ

    一昨日の衆院東日大震災復興特別委員会で、3月12日の原子炉への海水注入作業が55分ほど中断されたという話を自民党が持ち出し、21日発行の日刊現代(参照)のネタのように、それが菅首相による「中止せよ」との判断・命令であったのかと糾弾していた。 糾弾としては、海水注入が途絶えたことで原子炉を危機に陥れたと、日刊現代ばりに自民党が理解しているのかもしれないようにも見えた。が、自民党としてはむしろ政府の主導性に疑問を投げかけるのが主旨ではあったのだろう。実際、この糸口をきっかけに政府の対応はズタボロの様相を呈した。関連して、内閣府原子力安全委員会・班目春樹委員長の「再臨界」発言の矛盾なども出て来た。 とりあえず政府としては、海水注入は東京電力の自主判断だと説明したようだが、首相官邸の意向を東電が忖度した印象も残った。真相は未だにわからない。 この話題だが、暗黙に危機が仮定されているわりに、実際に

  • タイ総選挙は実施前から混迷: 極東ブログ

    タイでは、アピシット政権が10日に下院を解散し、7月3日の総選挙に向けて昨日、政党の名簿登録が始まった(参照)。初日の昨日中に26政党が登録を済ませたが、構図としてはアピシット首相率いる与党とタクシン元首相支持の野党との争い、つまり亡命中のタクシン氏を巡る争いになる。行方についてが、政治の安定という点では現時点でもほぼ絶望的だろう。 率直なところなんでこんな時期に総選挙をするのかも理解しがたいが、国情上なかなか言及しづらい問題が控えているのかもしれない。 タイは盛り上がっている。19日は、死者90人、負傷者1900人を出した、タクシン派のバンコク都心部占拠への軍弾圧から1周年の追悼記念日でもあり、当然ながらそのシンボルカラーの赤でバンコクは染まった(参照)。ここに来てタクシン派が盛り返しているというわけではなく、依然勢力は膠着しているだけだ。NHKが伝えた世論調査では、与党・民主党支持が3

  • ゴラン高原衝突とその後: 極東ブログ

    シリアと接し、イスラエルが実効支配するゴラン高原で15日、パレスチナ難民を中心とする数千人規模のデモ隊がシリア側から流入しようとし、その阻止のためにイスラエル軍が発砲。2人の死者、170人の負傷者が出た(参照)。同日は、イスラエル建国によって多数のパレスチナ人難民化を余儀なくされた「ナクバ(大惨事)」の記念日にあたり、シリア側のデモもその一環と見られるが、背景はきな臭いものだった。 同日の衝突はゴラン高原以外でもなされ、デモは「中東革命」よろしくフェースブックが利用されたらしい。16日付け時事「イスラエル境界各地で衝突=12人死亡-パレスチナの「大惨事」記念日」(参照)より。 インターネットの交流サイト「フェイスブック」などを通じ、パレスチナ難民が故郷に戻る権利を求めるデモを同日、イスラエル境界地帯で行うよう呼び掛けがあった。 背景について米側はシリアの煽動と見ている。17日時事「「シリア

  • GE製Mark Iはそもそも欠陥だったのかもしれない: 極東ブログ

    福島第一原子力発電所の状況について、当初の状況についていくつか気になる海外報道が出て来たのでブログに記しておきたい。福島第一原発のGE製Mark Iはそもそも欠陥だったのかもしれないという疑いがある。 その前に、日ではメルトダウンや早期に空焚きになっていたことが話題だが、この件についてはNRC文書を扱ったエントリ(参照)の言及から十分想定された範囲のことでもあり、報道が続くわりにはさほど大きな変化はない。NRCとしても5月16日、24時間体制での監視を解除した(参照PDF)。毎時監視を続けるほどの大きな変化はないとのNRCの予想が含まれていると了解してよいだろう。ただし、NRCが示唆した80キロ圏内の退避については依然解除はされていないようなので潜在的な危険(2号炉の崩壊など)は残っているのだろう。 当面に気になるのは、3号機と4号機燃料プールだろうか。18日TBS「3号機注水、十分届い

  • ニューヨークタイムズに掲載されたウィキリークス日本発公電について: 極東ブログ

    ウィキリークスに日発の公電が掲載され、政権交代以降の民主党政権の裏面が見えるようになってきた。しかし日のメディアでもブログでもさほど話題になっているふうには見えない。なぜだろうか。 昨年、ウィキリークスが国際的に話題になり、引きずられたように日でも話題になったが、ようやく東京駐在アメリカ大使館発の公電が暴露されてきたのにこのお寒い状況というのはやや不可解な印象がある。暴露公電の点数が多いことや、他の話題に押されているということもあるだろうが。 日発公電の話題の乏しさには解説の弱さもあるかもしれない。各国でウィキリークスが話題になったのは、その国の主要新聞社による解説記事の影響があった。ウィキリークスでは各国の、主にリベラル系の新聞社として、ガーディアン、ニューヨーク・タイムズ、シュピーゲル、ルモンド、エル・ペイスなどに直接または間接的に暴露公電を提供し、新聞社も独自に分析してきた。

  • 2008年3月18日の日本発公電: 極東ブログ

    ウィキリークスに公開された2008年3月18日の公電(参照)を試訳してみた。まあ、ご参考までに。 DATE 2008-03-18 23:00:00 SOURCE Embassy Tokyo CLASSIFICATION CONFIDENTIAL C O N F I D E N T I A L SECTION 01 OF 03 TOKYO 000727 SIPDIS SENSITIVE SIPDIS STATE FOR S/CT ROBERTSON, EEB, EAP/J WEBSTER E.O. 12958: DECL: 03/17/2018 TAGS: ASEC, ECON, ETTC, JA, PGOV, PREL, PTER SUBJECT: CRITICAL INFRASTRUCTURE AND EMERGENCY RESPONSE IN JAPAN 日の重要な社会基盤と危機対処