ボルドー格付け1級のシャトー・ムートン・ロートシルトは、2008年のアーティスト・ラベルに、中国の現代芸術家、徐累氏を起用した。 徐累氏は1963年生まれ。北京の重要な現代美術館「今日美術館」のアートディレクターを務める。中国伝統絵画と西洋のモダニズムを融合した作風で知られる。ラベルには、シャトーのシンボルである羊が優美な岩の上に立つ姿が描かれている。シャトーの発表によると、この羊によって、偉大なワインが人々と文化をつなぎ、球の半球から半球を結ぶ「地球のワイン」の役割を果たすことを表現したという。 アーティストラベルは1945年から導入され、80年代以降はオーナーのバロネス・フィリピーヌ・ド・ロートシルトさんが、採用するアーティストを決めている。中国人アーティストは96年の書家グ・ガン以来となる。ムートンと競い合う1級のラフィット・ロートシルトの08年が、中国市場を意識した「八」という文字
内閣府は1日、幼稚園と保育園を約10年の経過措置を経て廃止し、両方のサービスを併せ持つ「こども園(仮称)」に統合する制度案をまとめ、同日の「子ども・子育て新システム検討会議」のワーキングチームの会合で提示した。 2013年度から新制度に移行するため、年内にも最終案をまとめて来年の通常国会への法案提出を目指す。 幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省に所管が分かれている。内閣府は縦割り行政を解消し、誰もが利用できる子育て施設に一本化する方針だ。ただ、幼稚園と保育園では職員の資格制度や施設の条件などが異なり、統合に向けた政府内の調整は難航が予想される。 新制度案は、▽幼児教育と保育を同時に提供する「こども園」を創設し、幼稚園と保育園はすべて「こども園」に移行させる▽10年程度は幼稚園や保育園という名称のまま存続できる経過措置も設ける――とした。
【ワシントン=山田哲朗】愉快な科学研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が30日、米マサチューセッツ州のハーバード大で行われ、単細胞生物の粘菌が最適な鉄道網を設計できることを見つけた中垣俊之はこだて未来大教授らのチームが「交通計画賞」を受賞した。 中垣教授らは、粘菌に迷路を解かせる研究で2008年にも「認知科学賞」を受賞している。 ネバネバの粘菌の集合体はエサを求めて細長く伸びる。迷路のゴールにエサを置けば、粘菌は入り口から出口まで最短距離でつなぐほか、都市に当たる場所にエサを配置すると、粘菌はエサの間に鉄道網とそっくりの効率的なネットワークを形成する。 このほか、「靴の外側に靴下をはけば凍結路での転倒頻度が低下する」研究が「物理学賞」、「従業員をランダムに昇進させると組織の効率が上がる数学的証明」が「経営賞」を受賞。メキシコ湾で原油流出事故を起こした英石油大手BPには「油と水は混じら
JR東日本が展開する大型商業施設「エキナカ」で、品川駅(東京都港区)の一部区域でスプリンクラーが未整備になっている。 消防法上の用途区分が、スプリンクラーの設置義務のない「車両停車場」のまま整備されたためで、専門家からは実情に即した防火体制を整えるべきだとの指摘が出ている。 1日に約65万人の乗降客が利用する品川駅は、「ディラ」(2000平方メートル)と「エキュート」(3800平方メートル)の二つのエキナカがある。ディラは2001年開業し、05年にエキュートができると、総面積は計5800平方メートルに広がった。 JR東では、エキュートには全フロアを網羅するようにスプリンクラーを設置しているが、ディラについては1基も設置していない。 東京消防庁によると、品川駅は1983年以前に、車両停車場に指定されていた。ディラ、エキュートの開業時にそれぞれJRと同庁で用途変更の検討を行ったが、結局、「商業
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く