Apache Igniteは、Apache Sparkと同様にインメモリ技術を活用した高耐障害性分散データ処理プラットフォームです。 しかし、Apache Sparkは非トランザクション(バッチ)的な分析を処理の対象をしている一方、Apache Igniteはリアルタイム処理に優れ、非トランザクションとACIDトランザクション的な処理を両方サポートします。 この2つのプラットフォームを組み合わせて使うことには大きなメリットがあり、2つの統合のための機能がApache Igniteには早期開発段階から導入されました。 本稿では、Apache Ignite + Apache Sparkの統合はどういう風に実現されたか、既にSparkを使ってデータ処理を行うシステムへIgnite導入のメリットについて説明します。 はじめに Apache Ignite(以下、Ignite)は、メモリを中心に据えた
![Apache IgniteとApache Sparkの統合による大規模データ処理における機能拡張や処理能力の向上](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4989be3341e57d29663653afda7a613baeb33d55/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.yimg.jp%2Fimages%2Ftecblog%2F2018-2H%2Fignite_spark%2Fogp_20200219T122459.png)