アドセンス(AdSense)の顧客に対する排他的な契約の強制を巡って、グーグルに巨額の制裁金の支払いが命じられた。 アドセンスは、Webページ内のコンテンツに関連性のある広告を掲載する広告配信サービス。グーグルが支配的な立場を乱用し、アドセンスを導入する顧客企業に対して、競合他社の広告配信サービスの利用を禁じたことなどが問題となっている。欧州連合(EU)で競争政策を担当するマルグレーテ・ベステアー委員は記者会見で、グーグルは「グーグル以外の企業が実力に基づいた公平な競争を行ない、イノベーションを起こすことを阻止している」と述べた。この違法行為は10年以上にわたって続いてきた、とベステアー委員は付け加えた。 グーグルに今回科せられた制裁金は、17億ドル。グーグルがEUから巨額の制裁金を科せられるのはこれで3度目だ。2018年はモバイル分野での市場独占を乱用したことで50億ドル、2017年には