あの中国で、無人コンビニ? 英オックスフォード大学のAI(人工知能)研究者が「人間が行う仕事の約半分が機械に奪われる」との予測をして以降、「自分の仕事がなくなるのではないか」と漠然とした危機感を持つ人が増えた。テクノロジーの進化を見ると、その不安は現実になりつつあるようだ。 たとえば中国では「無人コンビニ」が登場した。「日本ならまだしも、中国で無人コンビニが成り立つのか?」「無人だと犯罪が多発するのでは?」と思いがちだが、盗難はほぼゼロだという。無人なのに盗難がないのはなぜか? 理由は、最新テクノロジーにある。 まず入店にはスマートフォンの専用アプリによるID認証が必要だ。店内では360度カメラや多数のセンサーで監視される。他人になりすました人が入店しても、カメラの顔認証によりID認証した人と同一人物かをチェックする。もし不一致が検出されれば「不審者入店」のアラームが鳴り、本当は誰なのかを