東京五輪の医学アドバイザーに聞く 開催の影響とパラの行方 医療崩壊の手前で今できること全国で感染は拡大し続けています。東京オリンピックの影響はどうだったのか、パラリンピックはどうするのか。オリパラの医学アドバイザーも務める感染症の専門家に聞きました。 新型コロナウイルス感染症対策分科会構成員で、東京2020大会における新型コロナウイルス対策のための専門家ラウンドテーブル座長なども務める川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦さんに再び聞いた。 ※インタビューは8月12日に行い、その時点の情報に基づいている。 「五輪が終わって力が抜けるほどホッとした」直接的な影響を言えば、オリンピックをキーワードとして感染が広がった状況はこれまでのところ見当たらないと思います。オリンピック会場あるいは選手村などから感染が滲み出して、一般市民に広がったということもこれまでのところ見当たりません。 また、連日のPCR