食品を見ただけでは脂肪がどれだけ含まれているかを知ることはできない。しかし、脂肪が含まれる食品をおいしいと感じる。どうやって脂肪味を味覚しているのだろうか? 「脂肪味」への反応が他の味覚から独立してしていて、他の味とは独立して脂肪味を伝える神経があることを、九州大学の研究グループが発見した。「脂肪味」が6番目の味覚であることの新たな証拠になる研究だという。 研究は、九州大学五感応用デバイス研究開発センターの安松(中野)啓子特任准教授、二ノ宮裕三特任教授らの研究グループによるもの。詳細は、欧州生理学連合の発行する科学誌「Acta physiologica」オンライン版に発表された。 食べ物を口に入れると味を感じる。そのときの味覚は、舌の味蕾に含まれる「味蕾細胞」で受容されることで生じる。味蕾でキャッチされた味の刺激は、舌の前の方にある「鼓索神経」などを伝わり脳へ入っていく。 これまで、げっ歯
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