これは本当にオススメ。トレーニングなので、Linuxのインストールからやるのがよいです。Exploitが刺さるだけで楽しいですが、なぜそれが成立するかまで追いかけるとさらに勉強になります。 https://t.co/tHyQuPSvjw
カスタムURLスキームの乗っ取りとその対策 May 17, 2021 カスタムURLスキームは、モバイルアプリ内のコンテンツへ直接誘導するディープリンクに広く利用されている¹。そのような中で、2020年3月にLINEはカスタムURLスキーム line:// の使用を非推奨とした²。非推奨の理由をLINEは「乗っ取り攻撃が可能なため」と説明し、代わりにHTTP URLスキームによるリンクを推奨している。この変更に対して私は、なぜHTTP URLスキームによるリンクだと乗っ取り攻撃を防げるのか疑問を抱いた。この疑問に答えるためにLINEアプリの乗っ取りを試み、対策の有効性を確認した。 要約 HTTP URLスキームによるディープリンクは対象のアプリを一意に特定できるため、不正アプリによるリンクの乗っ取りが発生しない。カスタムURLスキームでは複数のアプリが同じスキームを宣言できるため、モバイル
はじめに 背景 世間一般の公開鍵暗号関連の解説書・サイトは99%あてになりませんが、一例として、とある情処対策の解説動画の添削を行います。 ※twitterで問題点を説明する機会があったので、折角なら記事として共有できる形にしようという動機からです。 対象 対象の動画は https://www.youtube.com/watch?v=rgK4FGENzMo で、2021/3/1時点の内容を元にしています。 ※後日修正される可能性もあるため。 なお、先に断っておくと、この動画が特別酷いわけではなくて、大体どれもどんぐりの背比べです。如何にみんな真面目に情報を検証していないか、ということが実感できます。 動画のスライドの添削 スライド1: ディジタル署名(~0:48) 第1段落「公開鍵暗号方式を使って」 ディジタル署名とは、公開鍵暗号方式を使ってデジタル文書の正当性を保証する技術です この表現
実際の暗号システムがセキュアに動作し続けるためには、暗号アルゴリズム自体がセキュアであるだけでは不十分で、データが保護される期間中、その暗号アルゴリズムが使用する暗号鍵もセキュアに管理されている必要があります。そのため、暗号鍵やデータのライフサイクルを踏まえた運用、安全な暗号鍵の保管、暗号鍵危殆化時の対策などを行う上で参考となるガイドラインを取りまとめています。 「暗号鍵管理システム設計指針(基本編)」の内容 「暗号鍵管理システム設計指針(基本編)」は、あらゆる分野・あらゆる領域の全ての暗号鍵管理システムを対象に、暗号鍵管理を安全に行うための構築・運用・役割・責任等に関する対応方針として考慮すべき事項を網羅的に提供し、設計時に考慮すべきトピックス及び設計書等に明示的に記載する要求事項を取りまとめたガイドラインとして作成されたものです。 具体的には、暗号鍵管理の必要性を認識してもらうために「
あるいは私たちがPKIについて説明し続けなければいけない理由 Web屋のなくならない仕事の一つに「SSL証明書とPKIについて説明する」というのがある。 世の中のサイトはだいたいhttps://というアドレスでつながるように出来ていて、httpsでつながるということは何らかのSSL/TLS証明書が必要だということだ。(さもなければchromeがユーザーに不吉な警告を発することになる) 証明書が必要になる度、同じ質問が繰り返される。「なんか全部値段が違うけど、どの証明書(ブランド)がいいの?」と。そして私たちは毎回困ってしまう。 エンドユーザーの立場で言えば、証明書が有効でありさえすれば、無料のLet's Encryptでも21万円するDigiCertグローバル・サーバID EVでも、Webサイトの利便性は何も変わらない。私たちWeb制作業者の立場でも、代理店契約でもしない限り、証明書そのも
この数週間、複数の公的機関やセキュリティベンダーが2019年のサイバーセキュリティ動向のまとめを公表しました。その中でも驚かされたのが、ネットバンキングでの不正送金による被害の急増ぶりです。警察庁の発表によると、それ以前は横ばいだった不正送金被害が19年9月から急増して過去最悪の水準になっており、その多くはフィッシングメールによる偽サイトへの誘導によるものとみられています。 実はこの数年、ネットバンキングを狙ったサイバー犯罪による被害は横ばいか、やや減少傾向にありました。 確かに14~15年にかけては、金融機関の名前をかたったフィッシングメールを送り付け、ネットバンキングのパスワードを盗み取って不正送金を行う手口が横行し、年間で30億円を超える被害が発生したことがあります。 しかし、金融機関側が業界を挙げて対策に取り組み、二要素認証・二段階認証を取り入れたり、利用者への注意喚起に努めたりし
「見破るのは実質不可能」──ECサイトからカード番号盗む“最新手口”、セキュリティ専門家の徳丸氏が解説(1/2 ページ) ECサイトからクレジットカードや個人情報などの情報漏えいが相次いだ2019年。記憶に新しいところでは象印、19年前半ではヤマダ電機などのECサイトからクレジットカード情報が漏えいした。セキュリティ専門家の徳丸浩氏は、「情報漏えい事件が急増した1年だった」と振り返る。情報を盗もうとする攻撃者の最新手口については「自分でも気付けるか分からない」と状況は深刻だ。 サイトはクレジットカード情報を保持していないのに…… 徳丸氏は、19年に目立った攻撃手法として「入力画面の改ざん」と「偽の決済画面」という2つの手法を挙げる。 これらの攻撃を受けるECサイトは、決済方法について2種類に分けられる。1つは、クレジットカード情報をECサイトの画面で受けつつも直接決済サーバに送り、決済サー
SQLインジェクション対策をしていなかったことについて開発会社の責任が問われた事例。 事案の概要 Xは,Yに対し,Xの提供する車・バイクの一括査定システム(本件システム)の開発を約320万円で委託し,平成24年9月に納品を受けた。 その後Xは,平成28年12月に,IPA*1から,中国のサイトに本件システムの脆弱性に関する情報が掲載されているという指摘を受けて,Yに対し,その調査と報告を依頼した。 その結果,本件システムには,SQLインジェクション対策が不十分という脆弱性が判明したことから,XはYに対し,その脆弱性はYの被用者の故意過失によって生じたものであるから,使用者であるYには使用者責任があると主張して,民法715条1項所定の損害賠償請求権に基づき,緊急対策費用47万5200円,詳細な調査,抜本的な修正費用640万円,サーバー移転費用35万6400円,セキュリティ対策のための本件システ
「ループURL貼って補導」「Coinhive逮捕」に、“JavaScriptの父”ブレンダン・アイク氏も苦言 JavaScriptのループ機能を使った“ブラクラ”のURLを書き込んだ3人が摘発され物議。昨年には、JavaScriptを使った仮想通貨採掘プログラム「Coinhive」設置者が逮捕された。これらの事件について“JavaScriptの父”ブレンダン・アイク氏が意見を述べ注目を集めている。 JavaScriptのループ機能を使ってポップアップが繰り返し表示されるサイトのURLを掲示板に書き込んだとして、不正指令電磁的記録(ウイルス)供用未遂の疑いで中学生が補導され、男性2人が家宅捜索を受けた事件がネットで波紋を呼んでいる。「これだけで補導や家宅捜索はやり過ぎだ」と警察を批判する声も強い。 似た事件として昨年、JavaScriptのプログラムを使い、サイト閲覧者に仮想通貨をマイニング
EMOTETというマルウェアは2014年にはじめて確認されて以来、様々な変化を遂げてきました。当初はオンライン銀行の認証情報窃取を主な目的としたオンラインバンキングマルウェアとして認知されていましたが、その後、様々な変更が加えられ、現在においては2014年出現当時とは全く異なる挙動や目的を持ったマルウェアとなっています。 2018年末現在、EMOTETは世界中で積極的に拡散され被害拡大が懸念されており、日本国内も例外ではなく、様々な企業へEMOTETの感染を狙った不正メールが届いている状況にあります。 そうした状況にもかかわらず、少なくとも国内においては、今のところ現在のEMOTETに関する感染から挙動に至るまでのまとまった情報が見当たりません。 そのため、今年11月~12月に実際の国内企業への攻撃で使用されたEMOTETの不正メールを元に、我々が調査した結果と現在のEMOTETの全体像を
html で リンクを新しいタブ(やウィンドウ)で開かせたい場合、target="_blank" を指定するが、 この使い方には落とし穴があるらしい。 www.jitbit.com リンクを開いた先の javascript から、開いた元のページを操作できてしまうとのこと。 気になったので確認してみた。 悪用のパターン insecure.html が最初に開くページで、ここに target="_blank" なリンクがある。 このリンクを押すと new_window.html を新しいタブで開く。 この new_window.html に javascript が仕込まれており、元ページを操作されるという話。 具体的には window.opener.location="./evil.html" と実行すると、元タブは evil.html に遷移する。 実際試してみたのが ここ。 リンクを開
なんだかやけに長い説明ばかり検索に引っかかったので書きました。 Linuxのローカル環境でDockerコンテナ内のXアプリ(GUIアプリ)を利用するには $ xhost localhost + を実行した後に $ docker run --rm --net host -e "DISPLAY" container_image_name x_app_binary_path とすれば良いです。 もっと読む SSHなどよく知られたサービスポートで何も対策せずにいると数えきらないくらいの攻撃リクエストが来ます。不必要なログを増やしてリソースを無駄にし、もし不用意なユーザーやシステムがあると攻撃に成功する場合もあります。 SshguardはC作られており、flex/bisonのパーサールールを足せば拡張できますがカスタム版をメンテナンスするのも面倒です。必要なルールを足してプルリクエストを送ってもマー
(Last Updated On: 2018年11月9日)セキュアコーディングの第1原則は「入力をバリデーションする」です。セキュアコーディングの第1原則はソフトウェアセキュリティの一丁目一番地と言えるセキュリティ対策です。 入力バリデーションを第一のセキュリティ対策としているガイドライン: CERT Top 10 Secure Coding Practices OWASP Secure Coding ‐ Quick Reference Guide CWE/SANS Top 25 Monster Mitigations IPA セキュアプログラミング講座(NEW 2017年~) セキュアプログラミング/セキュアコーディングを要求するセキュリティ認証: ISMS – 国際情報セキュリティ標準 ISO 27000 の認証規格 PCI DSS – クレジットカード情報を取り扱う場合の認証規格 9
(Last Updated On: 2021年6月10日)バリデーション、と一言で言っても一種類/一箇所だけではありません。バリデーションには3種類のバリデーションがあります。 バリデーションは重要であるにも関わらず誤解が多い機能の筆頭だと思います。日本に限らず世界中でよくある議論に バリデーションはモデルで集中的に行うべきだ! なのでコントローラー(入力)でバリデーションなんて必要ない! モデル集中型バリデーション以外の方法/場所でバリデーションするのは非効率で馬鹿馬鹿しい考えだ! があります。どこかで見た事があるような議論ですが、世界的にこのような考えの開発者が多いことは、この入力バリデーション用のPHP拡張モジュールを書いた時の議論で分かりました。1PHP開発者MLで議論したのですが、紹介したような議論をした方が少なからず居ました。少し続くとすかさず「そもそもActiveRecord
(Last Updated On: 2018年8月4日)私が長年徳丸さんと議論していることをご存知の方も多いと思います。徳丸さんがなぜ論理的に矛盾する主張、明らかにセキュリティ標準規格/ベストプラクティスに反する主張を繰り返えしたのか、その理由が判明しました。それと同時に長年の議論に終止符が打たれ、徳丸さんの考えを完全に理解することができたと思われます。 徳丸さんがセキュリティ対策製品であるWAF(Web Application Firewall)を販売/推奨しつつ、アプリケーション側のファイアーウォールと言える「入力バリデーション」を「セキュリティ対策ではない」と主張されるのは、ジョブセキュリティやステスルマーケティングの類ではないのか?と思えるほどでした。アプリケーションがバリデーションしなければしないほどWAFの有効性は上がり、WAFが売れるでしょう。「WAFはセキュリティ対策」「ア
前回のopensslでRSA暗号と遊ぶでRSA暗号や秘密鍵について中身を色々といじってみた。続いて今回は、Apacheで使うオレオレ証明書を作ってみる。 細かいことはいいから、オレオレ証明書を作るコマンドだけ知りたい お急ぎの方は、以下3つだけやれば良い。これで10年間(3650日)有効なオレオレ証明書ができあがる。 $ openssl genrsa 2048 > server.key $ openssl req -new -key server.key > server.csr $ openssl x509 -days 3650 -req -signkey server.key < server.csr > server.crtできあがったserver.crtとserver.keyを、例えば/etc/httpd/conf/ 配下のssl.crt/ と ssl.key/ ディレクトリに設置
opensslとRSA暗号についてちょっと調べてみようかな、と思った。 まずRSA暗号とは、 公開鍵暗号方式の実装のひとつである 2つの素数の積(ケタ数が大きい場合の素因数分解の困難さ)を利用している ってことを理屈としては理解しているけど、実際にopensslコマンドで作った鍵ファイルの中身がどうなっているのか? ということまで踏み込んだことが無かった。 というわけで、ちょっとその辺をコマンド叩きながら遊んでみることにする。 はじめに:opensslの操作について opensslコマンドは増築に増築を重ねすぎており、もはやそびえ立つ××のようである。ヤヴァいことになったレベルで機能てんこ盛りのコマンドなので、サブコマンドとして機能名を指定して使うことになる。 openssl command [ command_opts ] [ command_args ]上例の「command」には、R
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