スペインの語学学校のクラスにイタリア人がいた経験がある人はきっと "さすがイタリア人、来たばっかりなのにスペイン語ペラペラ!でもなんでこんなに話せるのにもっと上のクラスじゃないの?"…と思ったことがあるだろう。 【前書き】 片方の言語がわかる人がもう片方を聞くと「ほぼ一緒じゃん!なんとなくわかる、簡単!」と言う。が、それは表面的な印象に過ぎない。 『日本語からスペイン語』あるいは『日本語からイタリア語』を学ぶのと比較すると『スペイン語⇆イタリア語』は、確かに基礎 (基盤) が似ているから理解はしやすいものの…"簡単" ではない。 前回は、私 (日本人) から見た二言語の違いを載せたので、 今日は、イタリア人の視点から分析する。(スペイン言語学&翻訳学を専攻するイタリア人大学生たちが日頃ぶつかっている壁をヒントに。) 【その①】 SUBJUNTIVO (スペイン語の接続法) イタリア語にも接