ロシア連邦連邦保安庁のパトルシェフ氏が来日した。 パトルシェフ氏は全ロシアバレーボール連盟会長で、日本で開催中のバレーボール世界選手権観戦のため来日している。 もちろん、これは表向きの理由である。 リトビネンコ氏毒殺との関連での釈明の目的があるとの見方もあるようだが、真の目的はオウム真理教関連での捜査協力の依頼という裏話も聞こえてくる。 それは数年前に起こったシガチョフ事件に絡むものである。 シガチョフ事件とは、ドミトリー・シガチョフを首班とするオウム真理教のロシア人信者による同教団教祖麻原彰晃 ( 松本智津夫 ) 奪還を目的とした対日テロ未遂事件。 日本政府に対する脅迫のため、日本各地での爆弾テロ等が計画されていた。 この事件にある元公安調査官が協力していたというのだ。 警察当局の事前の働きにより幸いにも事件は未遂に終わる。 この元公安調査官は、オウムに公安調査庁時代の情報を横流