四国大学短期大学部音楽科に来年4月、音楽系大学・短大としては国内初となる「ボーカロイドコース」が設置される。「総合的な楽曲制作を学ぶのに最適なツール」とし、音楽分野で広く活躍する人材の輩出を目指す。 これまでクラシック音楽、ポピュラー音楽、音楽療法の3つに分けていたカリキュラムを「音楽制作」「演奏」「ビジネス・音楽療法」に再編成。「ボーカロイドコース」は「音楽制作」内の1コースとして設置する。 作詞・作曲、DTMの基礎、機材の使い方、動画編集など、ボカロ曲の制作から発表までの流れを踏まえて学ぶ。教員として、ヤマハ社員やすでに活躍する「ボカロP」などの専門家も招き、実践的な曲作りに取り組めるという。 これまでも紙媒体やDTMを使って作詞・作曲は指導してきたが、カリキュラムとしてボーカロイドを利用するのは初めて。来年度のコース開設に先駆け、すでに一部の授業で試験的に「初音ミク」を導入しているが