私の書斎の壁にかかっているカレンダーには、5月1日から6月12日まで、「-39」「-38」・・・「-2」「-1」という数字がペンで記してある。6月13日を「0」とするカウントダウンの数字である。 6月13日――。それは、小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還予定日だ。「はやぶさ」の正確な地球帰還日はなかなか公開されなかったため、カレンダーのカウントダウンは5月から始まっているのである。私は、このカウントダウンの数字にせかされるように、原稿執筆を猛然と進めたのである。 2010年1月上旬、出版社のマガジンハウスから「はやぶさ」の本の執筆依頼を受けた。「はやぶさ」の地球帰還前に出版して、「はやぶさ」への理解を広めたいというリクエストだった。同社と計画していた別の本が薄手のブックレットだったので、2週間もあれば入門書をまとめられるだろうと思い、軽い気持ちで引き受けた。 だが後に、しっかりとしたノンフ
相模原市立博物館で7月末に展示されていた「はやぶさ」のカプセル。左に置かれているのは、小惑星の砂を入れる容器のレプリカ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月15日~19日にかけ、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰ったカプセルを、東京・丸の内の「丸の内オアゾ」1階「○○広場」(おおひろば)で公開する。「たいへんな混雑が予想される」とし、毎日午前7時から整理券を配布、午前8時~午後8時まで公開する。 15~16日は、カプセルを高熱から守ったヒートシールドと、実験用のカプセルの模型(エンジニアリングモデル)を展示。17~19日はヒートシールドの展示はないが、エンジニアリングモデルや、カプセル内部に搭載されていた電子機器などを展示する。 15日には、丸ノ内オアゾ内の書店「丸善 丸の内本店」3階の「日経セミナーホール」で、研究者によるトークイベントを実施。イオンエンジンの開発秘話やカプセル回収
「ゆうちょ銀行は『影の介入』に動いているのか」。東京の外国為替市場で円相場が対ドルで15年ぶりの高値をうかがった11日、外資系銀行のディーリングルームに怒声が響いた。市場関係者の脳裏をよぎったのは昨年11月の光景。円高・金利急騰時にゆうちょ銀がドルと債券を買い集めたとのウワサが広がり、円高と金利の上昇に歯止めがかかった。「日本は世界通貨安競争で1人負け状態」(シティグループ証券)、「円高と長期金利
「ゆうちょ銀行は『影の介入』に動いているのか」。東京の外国為替市場で円相場が対ドルで15年ぶりの高値をうかがった11日、外資系銀行のディーリングルームに怒声が響いた。市場関係者の脳裏をよぎったのは昨年11月の光景。円高・金利急騰時にゆうちょ銀がドルと債券を買い集めたとのウワサが広がり、円高と金利の上昇に歯止めがかかった。「日本は世界通貨安競争で1人負け状態」(シティグループ証券)、「円高と長期金利
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く