中川昭一前財務・金融相の退院後、 メンタルヘルスの観点で意見を求められたので結構真面目に意見をまとめたのですが、 結論が流れに反しているためか日の目を見ることになりませんでした。 このまま死蔵するのももったいないので、追悼の意味も込めて内容を掲載してみます。 ◆中川(酒)の酩酊記者会見の原因は【ワインではない】 仮に今回の会見がアルコールによる物と仮定します。 すると判断力の低下が見られることから、 血中エタノール濃度はどんなに少なく見積もっても酩酊期(0.1%)以上。 後日会見の映像を見た本人が「自分で見てびっくりした」と語っている(*1)ことも考慮すると、 記憶に障害の出る泥酔期(0.2%)以上の血中エタノール濃度であったとするのが妥当でしょう。 エタノールの血中濃度の簡易計算式は以下の通りです。 飲酒量(cc)×アルコール度数(%)÷体重(kg)÷833=エタノールの血中濃度(%)