民主党の小沢一郎幹事長は26日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題が5月末に決着しなかった場合の鳩山由紀夫首相の進退について問われ、「そのような質問に答える立場にない。どのような結果になろうとも国会運営をスムーズにし、参院選で勝利する役割を全力でこなしていくのが私の役目だ」と述べた。普天間問題で窮地に陥る鳩山首相を突き放したような発言は、政界でうわさされる鳩山首相の5月退陣説とも関連するだけに、憶測を呼びそうだ。 小沢氏はまた、「普天間という日米外交案件の問題に私は一切関与していない。説明も相談も受けていないし、私の役目柄ではない」とも語った。普天間問題では、政府が検討を進める「浅瀬案」で決着しても与党内の混乱が予想される半面、5月決着がずれ込めば鳩山首相の責任問題が浮上する。いずれにしても普天間問題は鳩山政権の急所であることは間違いなく、小沢氏がこの問題と
衆参両院本会議で19、20の両日開かれた代表質問で、鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」をめぐる「ご都合主義」の答弁が浮かび上がった。自身の実母からの資金提供については「検察がすべて解明した」と逃げ切りを図る一方、小沢一郎・民主党幹事長をめぐる問題では検察と戦う小沢氏を「同志として信じる」。野党は「二枚舌」との批判を強めており、21日からの衆院予算委員会で追及する。 自らの偽装献金事件に関する首相の答弁には、検察への感謝の念すらにじんだ。 「母からの資金提供は、弁護士に調べてもらったが解明しなかった。検察の捜査で初めて明らかになった」。そして「(自身が不起訴となった昨年末の)処分決定で決着した」と、検察が事件の幕を下ろしたことを強調した。 資金提供を受けながら脱税していたのではないかとの指摘にも「私が知らなかったことは捜査でも事実として解明された」と主張。使途をただす質問にも「検察から違法
民主党の小沢一郎幹事長の元秘書らの政治資金規正法違反事件をめぐり、同党が検察や報道への反発を強めている。小沢氏にきちんとした説明を求める声はほとんど上がらないなか、逆に捜査当局やメディアに矛先を向ける動きがあちこちで起きている。 東京地検特捜部に逮捕された小沢氏の元秘書、石川知裕衆院議員をめぐり、18日には「石川代議士の逮捕を考える会」が発足。石川氏と当選同期の衆院議員らが国会内に集まり、東京地検特捜部出身の郷原信郎弁護士を招いて検察の捜査手法などについて議論した。この会合には逢坂誠二首相補佐官や小川淳也、階猛の両総務政務官ら政府側の議員も参加していた。 平野博文官房長官は19日の記者会見で、この会合に関する政府の姿勢を問われ、「同期会ということで集まったと(聞いた)。あたかも政府も一体になって、ということにもしなるのなら不適当だ」と指摘。その後、平野氏は小川政務官に「これ以上活動する
小沢一郎氏の政治資金に関する問題が大きく動いている。 この間の動きを複数の新聞で見ていると、「読売」「産経」と「朝日」「毎日」では別の事案ではないかというくらい報じ方がかけ離れていたが、石川議員の逮捕に及んで各紙の記事の調子が揃った。やはり国会議員の逮捕ともなると重大事なのだろう。 「毎日」の記事によると、昨年3月、捜査が迫ってきたときに小沢氏は元秘書であった石川氏に対して小沢氏は「おい石川、腹すえろ。お前のところにも(検察の捜査が)行くからな」と声を掛けたというが、石川議員の「腹」は今、どんな案配なのだろうか。 鳩山首相、小沢幹事長と、民主党は表裏のトップの政治資金問題を抱えている。それでも自民党の支持率は上がりそうにない時期であることが、民主党政権にとっては幸運に見えるが、対応を誤ると政権の瓦解もあり得なくはない。 事実関係に関しては、それこそ鳩山首相のように「捜査の行方を見守る」しか
鳩山由紀夫首相が17日午後、神戸市のポートアイランド視察後に記者団に語った内容は以下の通り。 【視察の感想】 (秘書官 時間がありませんので短時間でご協力お願いします) ――よろしくお願いします。まずきょうの視察の感想を。 「こちらの方の?」 ――そうです。 「わたくしはきょう1日が命を大事にする1日だと、そういう風に感じました。こちらはまさに命をよみがえらせると。再生医療、こう未来に大変夢のある医療の研究、そしてこの研究したものを、技術を生かすという、命を生かすというために使う。そのための最先端の医療の研究をされていること、大変頼もしく感じました。まさに阪神淡路大震災のあと、大きな命が奪われた、この中でね、命を再生させる技術を展開されているということに大きな希望を感じました。大変勉強になりましたし、ほんとはこういう話、好きなもんですから、もっとずっといたいなという思いがありま
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