自民党の細田博之幹事長は2日の記者会見で、日本銀行券とは別に政府が発行する政府紙幣について「そういうことができるなら、毎年30兆円ずつ紙幣を刷って、800兆円の借金を全部返したことにしてはどうか。それが空理空論で意味がないことは、皆さんもよくご存じだ」と述べ、否定的な考えを示した。 一方、自民党の菅義偉選対副委員長は2日、党本部で記者団に「(党政務調査会の)財務金融部会で議論してもいいじゃないか。100年に1度の金融危機の中、ありとあらゆることを考えてもいいのではないか。非常に興味を持っている」と述べた。