三浦文法は、時枝誠記により提唱され三浦つとむにより発展的に継承された言語過程 説に基づく日本語文法である。言語過程説によれば、言語は対象-認識-表現の過程 的構造をもち、対象のあり方が話者の認識を通して表現されている。本論文では、三 浦文法に基づいて体系化した日本語品詞体系および形態素処理用の文法記述形式を提 案し、日本語の形態素処理や構文解析におけるその有効性を論じた。日本語の単語を、 対象の種類とその捉え方に着目し、約400通りの階層化された品詞に分類して、き め細かい品詞体系を作成した。本論文で提案した品詞体系と形態素処理用文法記述形 式に基づき、実際に形態素処埋用の日本語文法を構築した結果によれば、本文法記述 形式により例外的な規則も含めて文法を簡潔に記述できるだけでなく、拡張性の点で も優れていることが分かった。本品詞体系により、三浦の入れ子構造に基づく意味と 整合性の良い日本語
前のエントリをあの後も考えつづけてました。 予想どおり、考え足りなかったです。 まず、やっぱり一段動詞の語幹は「助ける」なら「たすけ」までで「たすけr」ではない。 もし「たすけr」が語幹なら、「...しうる」のパターンは「助けるる」になることになってしまう。 次に、「eる・aれる」の語幹も最後の「r」はつかない。理由はこれも下一段の活用と同じだから。 さらに、「動ける」は五段動詞「動く」の語幹「うごk」に可能の助動詞「eる」がついたものだと言いましたが、色々考えた結果、「助動詞が動詞の語幹に直接つく」というのはマズいという結論に達しました。 (そういう風に説明してる本もあったりするんですが)。 「助動詞が動詞の語幹に直接つく」と言ってしまうと、「じゃあ、活用語尾というものはいらんのか」という話になりますが、やっぱりそうは行きませんので、むしろ逆に「活用語尾はあるのだが、見えない/聞こえない
ML に投げたメールにもちょっと書きましたが、現在 anthy では「動けまい」が出せません。 これに気づいたのは少し前で、その時は「5段動詞仮定形+まい」だろうと安直に思ってそれで出せるようにしたのですが、気になって辞書を引いてみると「まい」が仮定形に接続するとは一言も書いてない。 「それじゃ一体、どういう構成になってんだ?」と思って、mecab(ipadic) に「動けまい」を食わせてみたら、 動けまい 動け 動詞,自立,*,*,一段,未然形,動ける,ウゴケ,ウゴケ まい 助動詞,*,*,*,不変化型,基本形,まい,マイ,マイ EOS という。 一段動詞だぁ? 納得がいかない。絶対に行かない。 「動ける」が一語の一段動詞だというのか? もしそうなら、それは「助ける」や「受ける」といった語と同類だということになると思うが、「助ける」や「受ける」に可能の意味はない。しかし「動ける」には可能
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く