1.日本文を日本語で入力するキーボードのJIS化は緊急課題 現在、わが国のほとんどのワープロ・パソコンはJIS配列キーボードを搭載してい る。しかもユーザーの多くが、かな入力ではなく英字配列でローマ字入力を行うという 不自然な方式をとっているのが実状である。すでにJIS配列キーボードは、日本文を 日本語で入力する手だてとして、本来の使命を失ったと言っても過言ではない。 ワープロ・パソコンが一般家庭にも浸透し,一人一台の時代を迎えた現在もなお、日 本語を効率よく入力できるキーボードがないのは、今後のわが国における情報機器活用 に、大きな影をなげかけるものである。21世紀に向けて、ネットワークインフラの整 備による情報通信時代を迎えるに当たり、重要なインターフェイスであるキーボードに おいて、この事実は由々しき問題と言わなければならない。 いっぽう、NICOLA配列キーボードは、スムーズな日本