総務省「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」の「プロバイダ責任制限法検証WG」は2010年11月30日、第2回の会合を開催した。会合では関係者ヒアリングが行われ、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本レコード協会、コンピュータソフトウェア著作権協会、ユニオン・デ・ファブリカンの4団体が意見を述べた。 発信者情報開示手続きの簡素化を要望 JASRACでは、Webサイトに違法に掲載された歌詞と楽曲ファイルの検出のために終日クローリングし、データベースと照合して楽曲判定まで自動で行うシステムを使っているという。2002年10月から2010年10月末までにJASRACが実施した「侵害情報の送信防止措置」では、約49万件のファイルの削除を通知し、このうち約46万件が削除された。この間に通知したプロバイダーの数は453、侵害停止サイト数は約6982サイトに上る。削除を求めた