ポケットマルシェは9月2日、無料スマホアプリ「ポケットマルシェ」を、App Store/Google Play ストアで公開した。 ポケットマルシェでは全国各地の農家・漁師とネット上でつながり、商品を直接購入することができるアプリだ。出店者は北海道から沖縄まで100名を超える生産者が登録している。他のECサイトと異なり、農家・漁師以外の中間業者なしで生産者直送の新鮮な食材を購入できる。 コミュニティー機能ではお気に入りの生産者と会話をしたり、生産現場の情報やおすすめの食べ方を知ることができる。
電波はEthernetで使われるような銅線ケーブルと異なり、デジタル信号をそのままの形で伝送することはできない。そこで、電波の形で送信できるように信号を変換するために「変調」と呼ばれる技術が使われる。ここでは基本的な変調技術について見ていこう。 データを電波として伝送しやすいように変換することを「変調」という。実のところ、どうして変調という変換作業が必要かというのは意外と知られていないのではないか。そもそも変調とは何のために必要なのだろうか。 電話回線を使うモデムを接続するシリアルケーブルや、プリンタを接続するパラレルケーブルは生のデジタルデータ(電圧変化による信号)を伝送させている。この生のデータは数メートル程度の短い距離を伝送させるのにはまったく問題ない。だが、数百メートルや数キロメートルといった長距離ではちょっとした雑音で信号の電圧変化を正しく検知できなくなり、データが壊れてしまう。
カナダの研究者が社会実験として行っていたヒッチハイクロボット「Hitchbot」は8月2日、アメリカ大陸横断を始めてから2週間で破壊された。 Hitchbotはカナダ・マクマスター大学などいくつかの大学の研究者が社会学的な実験として行っていたロボット。子供くらいの大きさの円筒に模擬的な手足は付いているが、自分で移動する機能は持たない。どこに行きたいかをしゃべり、誰かの車に載せてもらいヒッチハイクで移動する。 顔に相当する部分にはLED表示、太陽電池とバッテリーにより携帯電話網を通して自分がどこにいるかを通知し、定期的に写真を撮影してInstagramにアップロード、Twitterにつぶやく(実際につぶやいているのは位置と画像を受け取った研究者の人だが)。簡単な会話もでき、内蔵バッテリーが低下すると充電を依頼、トリビアクイズでドライブ中の話相手にもなるという。 カナダ横断(約2週間)やドイツ
大量のパスワードを覚えるのはもう限界。パスワードのない、安全かつ便利な社会を作ろう――。指紋認証などを利用した業界共通の本人確認方式普及を目指す標準化団体「FIDO Alliance(ファイドアライアンス)」が2月16日、「FIDO Alliance 日本上陸記者発表会」を開催した。 FIDOは「パスワードからの解放」を目指す標準化団体 同発表会は、FIDO Allianceの日本担当マーケティングチームを務めるディー・ディー・エス(DDS)が主催したもの。DDSは、指紋認証や生体認証のプラットフォームソフトウェアなどを販売するベンチャー企業だ。発表会ではまず、DDS代表取締役社長の三吉野健滋氏が、FIDO Allianceについての説明を行った。 最近では“パスワード疲れ”という言葉もよく聞かれる。ECサイトやSNSなど、個人がオンラインサービスで利用するID/パスワードは増え続けており
2015年が明けた。今年も早々に「International CES」のニュースが登場して、あっという間に3月初めの「Mobile World Congress」へと時が過ぎて行くのだろう。2015年になったが、今回は2014年末の米国でのモバイル決済取材で感じたことを記したい。 やはり注目されたのはAppleだった2014年 2014年を振り返ってみると、スマートフォンそのものよりもスマートウォッチやウェアラブル製品、VRなどの新しいガジェットが見出しを飾った。しかし、これらの新しいカテゴリーはまだ主流ではない。そんな中、しっかりと話題をさらったのは秋に登場したAppleの最新iPhoneだった。 Androidはシェアは伸びているがベンダーの動きはSamsungの一人勝ちが続き、だがそのSamsungの次の一手は……という印象だ。そして、Xiaomi。中国と数ヵ国だけを市場とし、米国で
創業間もない「赤ちゃん」規模のEC事業者に最適だ 写真:_Dinkel_ PayPal、Square──決済サービス大手は、憎たらしい新参者を叩きつぶす方法を考えているに違いない。決済手数料0%という破壊的なサービスが飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長しているのだ。 メタップスが運営する、事業者向けの決済サービス「SPIKE」だ。初期費用・月額費用ともに基本無料で使えるサービスで、クレジットカード決済手数料も基本無料。同社は15日、4月のサービス開始から8ヵ月で登録事業者が5万件を突破したと発表した。11月から12月までの1ヵ月だけで1万件ほど増加したという。 他社の決済手数料は通常2~3%。一見ありえない事業モデルは、基本無料・有料会員制度ありのフリーミアム型で成立させた。無料で使う場合は月100万円までの決済上限があるが、月額3000円を支払えば月1000万円まで上限が上がる。上限を超えた場合
オラクル、マイクロソフト、それにIBM―本社に連絡した方がいい。 去年、VMware社長のカール・エッシェンバッハはビジネス・パートナーの一団に向かってこう言った。「我々が束になっても本を売っている会社に敵わないというのは、本当に信じ難い」と。無論、彼が言っているのはアマゾンのことだ。そしてどうやら、彼らは本当に勝てないようだ。 事実、アマゾンは、ソフトウェア企業が20世紀のに築き上げてきたビジネスを猛烈な勢いで破壊している。今のところ、アマゾンは成功を収めそうに見える。 事実、今週のAWS re:Inventにおいて、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のチーフ、アンディ・ジャシーは、AWSがアマゾンの「最大のビジネス」になり得ると宣言した。アマゾンの昨年の年間収入740億ドルの内、AWSから発生したのはたった50億ドルしかなかったことを考えると、これは随分と大胆な発言だ。 大胆、だが、
Pythonを使ってアプリケーションを実際に作成してみましょう。前回は「Facebookのようなものを作ってみようと思います」と書いてしまいましたが、ちょうど作りたいものがあったので「Twitterと連携するコミュニケーションツール」を「Django」で作ることにします。 DjangoはPython上で動作するWAF(Web Application Framework)のことです。Webアプリケーションフレームワークというのは、Webアプリケーションを作るとき、決まり切った機能を簡単に利用するための仕組みです。Python上で動作するWAFにはTurboGearsやweb.pyなどがありますが、現在は事実上DjangoがPythonでのWAFの標準というか最もメジャーな存在といってよいでしょう。 Djangoは有志の方が作成した日本語ドキュメントがとても充実しているというのも、みなさんにD
Pythonを使ったプログラミングについて、今回から解説します。PerlやRubyと比べると、Pythonは日本ではまだマイナーな印象がありますが、「Google三大言語」(C++、Java、Pythonのこと)のひとつでもあり、Facebookをはじめとしたメジャーなサイトでの事例が急速に増えていることから、日本でも今後普及する可能性が高いです。私が社長をしているゼロスタートコミュニケーションズという会社では、設立当時(4年ほど前)から自社製品にはPythonを使っており、ここ半年間、周囲でPythonを使用しているケースが増えているのは嬉しい限りです。 Pythonに限らず、プログラミング言語が日本で普及するかどうかの鍵を握っているのは、(幸か不幸か)日本語情報の多寡であると思います。Rubyの事情は正直よくわかりませんが、たとえばPerlがこれだけ日本でメジャーになったのは、Perl
インターネットは、TCP/IPというプロトコルを基盤とするコンピュータネットワークである。これからTCP/IPについて復習していくわけだが、まずは基礎的な用語とその概念を復習しよう。 インターネットを支えるTCP/IP いまやインターネットは、テレビや電話、新聞などと並ぶメジャーな媒体に数えられるようになった。この巨大なインターネットを下から支えているのが「TCP/IP」と呼ばれるプロトコル群である。 そもそも「プロトコル(protocol)」とは、ものごとの作法や手続きを明示的に取り決めて文書化したものだ。特にコンピュータネットワークの世界では、コンピュータ同士のデータのやり取りの方法を厳格に定めた規格(規約)のことを指す。コンピュータはプログラムに従って動作する機械であるため、厳密な取り決めがなければ複数のコンピュータを協調して動かすというのは難しい。 TCP/IPも、そのようなプロト
VPNのサービスには、IP-VPNや広域Ethernetのほか、IP-VPNの廉価版といえるエントリVPNやインターネットVPNの管理を委託するマネージドVPNといったものがある。これらVPNサービスについて触れていこう。 IP-VPN・広域Ethernetは多対多型WAN 総務省の通信利用動向調査によると企業通信網に利用されている通信サービスは、インターネットVPN、IP-VPN、広域Ethernetの3種類で全体の9割以上を占める。この中で通信事業者の提供するVPNサービスであるIP-VPNと広域Ethernetは、従業員が2000人以上の企業、また業種では金融・保険業での利用が多いという特徴がある。 これはIP-VPNと広域Ethernetが、通信事業者が独自に構築した閉域網を介してユーザー拠点をつなぐ通信サービスであることと、多対多型の通信サービスであることが理由であろう。通信事業
インターネットのプロトコルの多くは、セキュリティを前提としていないため、盗聴や改ざん、なりすましなどへの耐性がない。そこで、現在では通信経路のセキュリティを高めるVPNの技術が幅広く利用されている。VPNがどのようにインターネット上で使われるのか、見てみよう。 インターネットを利用するVPN 企業のWAN構築には、専用線を始めフレームリレー、IP-VPN、広域Ethernetに至るまで、古くから通信事業者のサービスが必要であった。しかし、公衆のネットワークであるインターネットを用いることで、ユーザーが自前でVPNを構築することも可能になっている。これが「インターネットVPN」である(図1)。 インターネットVPNでは、VPN専用のプロトコルを用いてトンネリングを実現し、さらにセキュリティも確保する。単にトンネリングするだけではなく、セキュリティ機能が必要になるのは、インターネットの性格が背
本田技研工業(Honda)の英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは4月2日、同社乗用芝刈機「HF2620」を改造したモデルが芝刈機の最高速度記録に挑戦し、187.60km/hを樹立して「ギネス世界記録」に認定されたと発表した。 同社の乗用芝刈り機「HF2620」は本来614ccV型2気筒OHVエンジン(20馬力)だが、改造により同社大型スポーツバイク「VTR1000Fファイアーストーム」の995ccV型2気筒DOHCエンジン(109馬力)を搭載。パドルシフト付6速トランスミッション、クロームモリブデン鋼による新規軽量高剛性フレーム、ATVから流用されたタイヤ、ホイールなどの改造が施されている。100km/hまでの発進加速は4秒と、芝刈機としては驚異的な性能を持つが、通常の乗用芝刈機同様に芝を刈ることも可能。
iOS(iPhone/iPad)アプリ開発を行うフィードテイラーの大石裕一代表(38)は、理想の就労環境作りを目指して2006年に起業した。残業が多いとされるIT業界で、残業禁止を掲げ、開発に専念できる職場を実現している。「10年前は今よりもっと、開発者は過酷な働き方を強いられていた。理想の就労環境を探してIT系企業への転職を繰り返したが見つからず、自分で作ることを決意した。プログラム開発者にとっての理想郷を作りたかった」と話す。 フィードテイラー 大石裕一代表 ■理想的な就労環境とは 「開発者にとって一番幸せと思える環境。それは、なにものにも邪魔されることなく開発に専念でき、能力が発揮できる環境だと考えています」。そのための具体的な制度の一つとして、残業の禁止がある。就労時間は9時から18時で、2012年の平均残業時間実績は1日1人当たり1.5分と徹底されている。 「自身の経験から、プロ
ここ最近、「Googleアカウントが乗っ取られてスパム送信の踏み台にされた!」といった報告が各所で相次いでいる。実際に筆者の比較的身近でも、同様の報告があった。これまでどおりの運用を続けて「まさか自分が……」という事態に陥らないためにも、セキュリティ強化のための対策として「2段階認証」(2-Step Verification)導入の検討をお勧めしたい。この記事では2段階認証の仕組みと、実際の設定方法について、わかりやすく解説してみた。 そもそも「2段階認証」とはなんぞや? Gmailなどのサービスを利用する場合、通常はGoogleアカウントのログイン時に「アカウント名」(ID)と「パスワード」を入力し、これで認証を行なう。ただし、Googleに接続できるオンライン環境であれば、どこからでもサービスにアクセスできるため、IDとパスワードのセットが盗まれたり、あるいはIDのみを入手した悪意ある
デベロッパーにとっては、Mac OS Xの64bitとマルチコアへのコミットも興味深い。 Intel CPUへの移行期だった2年前から今に至るまで、CPUの動作クロックは標準2GHz、最大でも3GHz程度というのは変わっていない。2、3年もあればクロックが倍増していたかつての状況と異なり、今後、CPUの動作クロックが劇的に向上することはない。 CPUに加えて、メモリーにも転機が訪れている。現在では、エントリーレベルのMacですら4GBを越えるメモリーを搭載可能になっており、ハイエンドのMac Proなら48GBまで拡張可能だ。にもかかわらず、32bitのアプリケーションでは、理論的な上限でも4GBまでのメモリーしか扱えず、実際にはもっと少ないメモリーしか同時に使えない。 そこで重要になってくるのが、ハードウェアとソフトウェアの64bit対応だ。 フル64bit化することで、より効率のいい演
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クラウドコンピューティングやSaaSなど、新しいコンピューティングの最前線がWebの世界で進展する一方で、「時代遅れ」と言われて久しいメインフレームなどもまだまだ現役で活躍している。「ITは大きな曲がり角に来ているのではないか?このままで日本のITは大丈夫なのか?」――遠藤諭がガートナー ジャパン バイスプレジデントの亦賀忠明氏に聞いた。世界とニッポンが直面するITの最前線を全4回で掲載する。 国産ベンダーはIBMのメインフレームに追いつけない ――前回、企業がITを武器にして戦っていくには、メインフレームに対する認識を改める必要があるという話にまとまりました。これというのはどういったことを意味するのですか? 亦賀:まず認識してもらいたいのが、メインフレームに関する日本と世界での状況の違いです。まずは、この図を見てください(図1参照)。これは世界のメインフレーム市場シェアです。現在のメイン
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 「MacでRetina」の歩みが遅い理由 現在、MacBook Proを買い求めようとするユーザーの多くは、「ディスプレーがRetinaか否か」を気にしているはずだ。MacBook Proには、従来どおり非Retinaモデルもあるが、一方で薄さ/軽さを重視すればMacBook Airという選択肢があり、価格もこなれている。そこを補ってあまりあるのが、一度目にすると忘れることができない「Retinaディスプレイ」の魅力なのだ。 そのRetinaディスプレイに明確な定義はないが、あえて書けば「人間の網膜が認識
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