13歳の少女、サヴァンナ・バーンズちゃんは、毎日スクールバスで学校に通っている。学校から帰ってきたサヴァンナちゃんがバスから降りると、そこには常に「お出迎え」に来たペットの姿がある。 御主人?お出迎え?と聞けば真っ先に思い浮かぶのが犬だろう。だが犬じゃない。もちろん猫でもない。ついでにいうならウサギでも馬でもロバでもない。そもそも哺乳類ではないのだ。 サヴァンナちゃんを迎えにやってくるのは、オスのニワトリ、フロッグ氏なのである。帰りだけではない。朝の登校時も必ずサヴァンナちゃんがバス停まで送っていき、バスに乗ったのを確認してから家に戻るのだ。 なんというオンドリ・ザ・ジェントルマン。