中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官が17日に明らかにしたところによると、中国初の宇宙ステーション「天宮1号」の組み立てがこのほど完成し、全面的なテスト段階に入ったという。「天宮1号」は今後、電気、力学、耐熱性能などのテストを終えた後、2011年に予定軌道へと打ち上げられる。「天宮1号」は、中国初の宇宙空間におけるドッキングの「目標飛行体」であり、打ち上げ後に宇宙船「神舟8号」とのドッキングが行われる予定。新華網が17日に伝えた。 同報道官によると、ドッキング任務を行う「天宮一号」、「長征2号F型ロケット(改良型)」、「神舟宇宙船(改良型)」などは昨年末以降、初期プロトタイプの開発とテストを次々と終了し、正式なプロトタイプの開発段階に入ったという。 計画によると、中国は2011年に「天宮1号」と「神舟8号」を打ち上げ、初の無人ドッキングテストを実施する予定。