周りが「助けてあげたくなる」人がいる。 考えてみれば、スーパーマンなんていない。だから、ひとりで全部できる必要はないわけで、むしろ自分ができないことは「できない」と、はっきり周りに見せた方が助けが得られる。「弱い」ことは「強い」ことというのが、今回のクリティカルケアの専門看護師・北村愛子さんとのお話で、一番印象に残ったことだ。 プロフェッショナルが専門職だとすると、自分ができることの限界を知るということが、プロになるための、非常に大事なステップだ。そして、その欠点を隠してしまうのではなく、わざと人に見せるようにすると、「あいつはあんなに困っているから助けてやろう」という人が出てくる。 カリスマ的リーダーのあり方としても、1つ、そういう解があることを示唆された。一所懸命に生きていて、しかもこれが欠けているとはっきり外から分かることがあると、それを補ってあげようと人が集まってくる。 目指してい