福岡県粕屋郡の公立中学校の校内で、拳銃の暴発があったことが25日、粕屋署への取材でわかった。男子生徒が持ってきていたものを、男性教師(25)が23日に職員室で扱っていて誤射したという。けが人はいなかった。学校が25日、署に届けた。署は、本物の拳銃と実弾とみて殺傷能力などを調べる。 署や学校によると、暴発したのは23日午後5時ごろ。発射された弾は、職員室の木製の椅子に当たり、椅子の下から弾が見つかった。20日午前中に教室内で生徒がフィギュアで遊んでいるのを見た教師が、他におもちゃを持っていないか荷物を出させたところ、拳銃のようなものがあった。学校が没収し、職員室で保管していた。 教師は23日夕、教頭に「おもちゃのピストルと思って撃ったら弾が出た」と電話で報告。25日の朝、教頭から報告を受けた校長らが、拳銃や実弾を署に持っていき、誤射があったことを伝えた。拳銃には他に数発、弾が込められていた。